2022.01.12

業務効率化

【2022年版】クラウド会計ソフト比較5選!料金やプラン、機能を解説

会計ソフトを導入すると、日頃の会計処理や確定申告で役に立ちます。特にクラウド会計システムであれば、ソフト版よりも業務効率化が進み、社内のDX化に貢献できるでしょう。

この記事では、クラウド会計システムの概要やメリット・デメリット、おすすめのクラウド会計ソフトを5つ紹介します。シェアだけではなく、料金や使い勝手も大切な検討材料です。

クラウド会計とは

クラウド会計とは、会計ソフトをクラウド化し、サーバーにデータを管理するシステムのことです。従来の会計ソフトと異なり、ダウンロードや初期セットアップが必要ありません。管理の手間も基本的にあまりかからないため、誰でも始めやすいという特徴があります。

最近、クラウド会計ソフトを導入する企業が増えています。理由は2022年1月に改正される電子帳簿保存法への対応です。2年間の義務化猶予措置が決定したものの、今回の改正で規制緩和される面がある一方で、罰則規定も追加。これに対応するため、クラウド会計ソフトの導入が進んでいるのです。

クラウド会計ソフトには、個人事業主・フリーランス向けの製品と、法人向けの製品の2種類があります。それぞれ機能面が違うため、導入する前によく確認しましょう。

個人事業主・フリーランス向け

個人事業主やフリーランス向けのクラウド会計ソフトは、使用者に会計の知識がなくても日常の経理、確定申告ができるようになっています。税理士を依頼する必要がないほど操作が簡略化されているほか、銀行口座やクレジットカードとの連携が可能。確定申告前で明細を仕分けする手間がかからないのが特徴です。ソフトによっては白色申告・青色申告で機能が分かれているものもあります。

法人向け

法人向けのクラウド会計ソフトには、法人決済に必要な機能を中心に、便利に使えるものが多くあります。個人事業主向けのソフトと比較すると、請求書発行や各種収支管理が簡単にできるのが特徴です。また、個人で利用できるだけではなく、経理・会計担当者全員が使える点も、個人事業主向けのものと異なるポイントです。


最大2年間無料で使える法人向け会計ソフト

【PR】法人向けクラウド会計ソフト「弥生会計 オンライン」で、日々の取引入力から集計レポート、帳簿や決算書の作成まで、小規模法人に必要な会計業務がこれひとつでできます。
起業・開業したての方、経理に時間をかけたくない方にピッタリです。


 

クラウド会計のメリット

クラウド会計ソフトを導入すると、次のようなメリットを受けられます。

  • メンテナンスが不要

インストール型と異なり自動アップデートが実施され、手動での最新版への切り替えが不要。費用も掛からないため、導入後のコストが安い。

  • 安全にデータ管理できる

自分のパソコンにデータを保存する場合、故障やウイルス感染によるデータ破損・流出のリスクがあります。きちんと管理・保守されたクラウド会計ソフトを選び、セキュリティ対策の手厚いクラウド上に保存するとより安全です。

  • 利用する端末や場所を選ばない

インターネットを介してサービスを利用するため、自宅だけでなく外出先のパソコンから入力することも可能です。
またスマホアプリからの経理作業が可能になっているため、移動中といった隙間時間も有効活用できます。

クラウド会計のデメリット

一方でクラウド会計ソフトには、次のようなデメリットもあります。

  • インターネット環境が必要

管理先はクラウド上なのでインターネット環境が必須。通信環境によっては動作がスムーズに進まなくなることもある。

  • ログインID・Passの管理が必要

ログイン情報が分かっていれば誰でも情報を呼び出せる。個人に割り振ったログイン情報の管理を徹底する必要がある。

インターネット上に仮想空間を作って保存するため、インターネット環境は絶対です。それと同時に第三者にログインさせないための情報管理も必須。許可を得た端末以外の使用を禁止する、ログイン情報を端末に記憶させないなど、対応を検討しましょう。

クラウド会計ソフトの選び方のポイント

クラウド会計ソフトとひと口で言っても、その種類は多く選定に時間がかかってしまいます。いくつも検討すべきポイントはありますが、特に以下の3点を中心にしてクラウド会計ソフトを選定するといいでしょう。

  • 必要な機能が搭載されているか

自社にあった機能が搭載されているか。追加機能があるなら、どんな機能なのかを確認。外部サービスとの連携を考えているならそれも考慮。

  • 業務効率化につながるか

搭載されている機能で、現状の課題をクリアできるか。特に、経理・会計担当者のリモートワークが可能になるか、など。

  • コスト削減に繋がるか

クラウド会計ソフトの導入で各種コスト削減につながるか。現在別の会計ソフトを導入している場合はそれよりも安くなるか。

同時に、必須ではありませんがサポート体制も確認しておくことをおすすめします。いくら手厚い体制を置いていても、それが自社にあうとは限りません。どのような体制でサポートが展開されているのかを確認しておくといいでしょう。


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クラウド会計ソフトの比較表

数あるクラウド会計ソフトの中でも、特におすすめできるものを5つ厳選しました。「これさえ導入しておけば間違いない」と言われるものばかりなので、おすすめの5つを中心に比較検討するといいでしょう。

サービス名 初期費用 利用料金 無料
トライアル
個人事業主向け 法人向け
弥生会計オンライン 無料 月額なし
年間26,000円~
※初年度無償キャンペーンや起業2年以内の方向けに2年間0円キャンペーンを実施中!
〇(「やよいの青色申告オンライン」で対応)
MFクラウド会計 無料 2,980円~/月
freee 無料 1,980円~/月
勘定奉行クラウド プランによる 月額6,000円~
年間72,000円~
×
PCA会計クラウド 無料 月払いの場合:24,750円~
年払いの場合:288,200円~

※上記表は2022年10月3日時点の内容となります。詳細は公式サイトをご覧くだしあ。
※価格は法人プランの価格を記載しています

機能の比較表

サービス名 各種
仕訳入力
各種
会計帳簿
レポート
集計
決算申告 取引明細の
自動取得
電子帳簿保存法
対応
弥生会計 オンライン 〇(その他帳簿に対応)
MFクラウド会計
freee
勘定奉行クラウド
PCA会計クラウド

おすすめのクラウド会計ソフト5選

総合比較にも出したおすすめクラウド会計ソフトを詳しく解説します。どれも人気が高いものの、機能やサポート体制に違いがあります。よく比較検討してから導入しましょう。

弥生会計 オンライン

引用:弥生会計 オンライン

初期費用(税抜) 無料
月額利用料金(税抜) 月額料金なし
年間26,000円~
※初年度無償キャンペーンや、起業2年以内の方向けに2年間0円キャンペーンを実施中!
無料トライアル
サービス詳細 個人事業主・法人ソフト別
スマート取引取込
取引データインポート など
改正電帳法への対応 〇(その他帳簿に対応)

「弥生会計 オンライン」は、はじめての経理業務でもかんたん、あんしんなクラウド会計ソフトです。会計ソフト大手の弥生株式会社が運営しているクラウド会計システムです。

弥生会計 オンラインの特徴
•知識がなくても取引入力から帳簿・レポート作成までスムーズ
•経理/会計業務の疑問も相談できるサポート体制
•最大2年間の無料キャンペーンでじっくり試せる

入力画面が分かりやすく、帳簿やレポートも自動で集計・作成できるため、簿記の知識がなくても簡単に操作できます。銀行口座やクレジットカードの利用明細、レシートのスキャンデータは自動取込・自動仕訳。またスマートフォンからの入力もでき、利便性は抜群。さらに経理・会計業務が苦手でもサポートしてくれる体制が整えられています。個人事業主向けのクラウド会計システムも完備しており、利用者のステータス次第で契約できるのも魅力的です。

なお、弥生会計 オンラインでは現在「初年度無償キャンペーン」と「起業家応援キャンペーン」を実施しています。いずれも弥生会計 オンラインをじっくりと試せるうえに、無料で使えるお得なキャンペーンとなっています!キャンペーンの詳細は以下の通りですので、あわせてチェックしてみてくださいね。

はじめてご利用の方は初年度無償キャンペーン

「初年度無償キャンペーン」では、「弥生会計 オンライン」のセルフプラン、ベーシックプランが初年度1年間無償でご利用可能です!1年間ゆっくりと機能を試すことができるので、まずは試してみたいとお考えの方には嬉しいキャンペーンですね!ベーシックプランに関しては、電話やメールサポートを受けることもできるので、操作方法が気になるという方も安心して利用できます。

【キャンペーン対象プランの詳細】

セルフプラン ベーシックプラン
価格 通常26,000円(税抜)/年
⇒1年間無料でお試し!
通常35,200円(税抜)/年
⇒1年間無料でお試し!
使える機能 すべての機能 すべての機能
サポート体制 最大2か月間、電話 / メールサポートを初期サポートとして利用可能 電話 / メール / チャットサポートが
利用可能

なお、上記のキャンペーンは法人向けのものとなります。個人事業主の方のご利用はできませんのでご注意ください。

▼弥生会計オンラインの公式サイトでキャンペーン詳細をチェック!▼


2年以内の起業なら起業家応援キャンペーン

「起業家応援キャンペーン」は、2年以内に法人登記された起業家の方を対象としたキャンペーンです。キャンペーンを利用すると、「弥生会計 オンライン」のセルフプラン、ベーシックプランのいずれかと、見積書・納品書・請求書作成ソフト「Misoca」の有償プランがそれぞれ2年間無償で利用できます!
「Misoca」で作成した請求書データは「弥生会計 オンライン」と連携できるため、あわせて利用することで入力作業の効率化が図れます!

気になるキャンペーンの参加方法などは、以下の公式サイトよりチェックしてみてくださいね。

>>起業家応援キャンペーンの詳細をチェック(公式サイトへ)

【Misocaのキャンペーン対象プランの詳細】

プラン15 プラン100 プラン1000
価格 通常8,000円(税抜)/年
⇒1年目、2年目も0円
通常30,000円(税抜)/年
⇒1年目、2年目も0円
通常100,000円(税抜)/年
⇒1年目、2年目も0円
使える機能 すべての機能 すべての機能 すべての機能
月間請求書作成数※ 15通まで 100通まで 1000通まで
サポート体制 電話/メール/チャットサポート 電話/メール/チャットサポート 電話/メール/チャットサポート

※見積書・納品書の作成、取引先登録数は各プランともに無制限となっています

なお、「起業家応援キャンペーン」における弥生会計オンラインの対象プランは、「初年度無償キャンペーン」でもご紹介したセルフプラン、ベーシックプランとなっております。こちらもMisoca同様、2年目まで0円で利用できますので、起業2年以内の方であればこちらのキャンペーンの利用のほうが断然お得です!

気になるキャンペーンの参加方法などは、以下の公式サイトよりチェックしてみてくださいね。
>>起業家応援キャンペーンの詳細をチェック(公式サイトへ)

 

また、「Misoca」についてはこちらの記事でも紹介していますので、機能やプランなど詳しく知りたい方はあわせてチェックしてみてください!
【無料】請求書作成ソフト「Misoca」の評判は?最新キャンペーンや機能、料金プランを解説!

個人事業主にオススメなのが「やよいの青色申告 オンライン」

ここまで「弥生会計 オンライン」について詳しく見ていきましたが、個人事業主向けには、「やよいの青色申告 オンライン」もクラウドサービスとして提供されています。知識がない方でもカンタンに確定申告の書類作成が可能で、銀行明細やクレジットカードなどの取引データを自動取込し、自動仕訳もしてくれます。

現在は「初年度無償キャンペーン」を実施中で、セルフプラン(通常8,000円税抜/年)のすべての機能を1年間無料、サポート付きプランは初年度半額でお試しできます!

個人事業主の方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

▼「やよいの青色申告オンライン」公式サイトはこちら▼


MFクラウド会計


引用:MFクラウド会計

初期費用(税抜) 無料
月額利用料金(税抜) 2,980円~
無料トライアル
サービス詳細 個人事業主・法人別ソフト
士業サポート
人工知能による自動入力・仕訳 など
改正電帳法への対応

「MFクラウド会計」は、株式会社マネーフォワードが提供しているクラウド会計ソフトです。個人事業主から大企業まで対応しており、会計ソフト以外でも幅広く展開しています。2022年1月に改正される電子帳簿保存法への対応も可能で、ビジネスの成長度合いに応じてカスタマイズ可能です。

全国の税理士や会計事務所とパートナーシップを結んでおり、サポート体制も万全。運営のサポート体制も充実しており、はじめて導入する方にも安心です。

▼MFクラウド会計について詳しく解説している記事はこちら!
MFクラウド会計のメリットや特徴を解説!

▼MFクラウド会計の機能やプランを詳しくチェック!(公式サイト)


MFクラウド会計の特徴
•個人事業主から大企業まで幅広く対応
•フェーズにあわせた機能拡張が可能
•強力なバックアップ体制を完備

freee

引用:freee

初期費用(税抜) 無料
月額利用料金(税抜) 1,980円~
無料トライアル
サービス詳細 個人事業主・法人ソフト別
リアルタイムレポート
複数人同時作業 など
改正電帳法への対応

「freee」は、freee株式会社が提供しているクラウド会計システムです。「弥生会計 オンライン」と双璧を成す存在で、クラウド会計シェアNo.1を誇っています。使い方を学ぶためのセミナーやヘルプページ、YouTube動画を公開し、利用者が困らないように環境も整っているのが魅力のひとつです。

導入後に業務をどうしたいかによって選べるプランを準備しており、基本は無料トライアルができます。スマホでの入力はできませんが、WindowsでもMacでも対応しているため場所を問わない働き方が実現可能です。

なお、freeeについてはこちらの記事でも詳しく解説していますのであわせてごらんください!
>>会計freee(フリー)の評判・クチコミ徹底分析!メリット、デメリットまで解説


▼freee公式サイトでさらに詳しくチェック!▼




「freee」の特徴
•クラウド会計システムのシェアNo.1
•使い方を学べるシステムが充実
•OSを問わないので誰でもどこでも編集可能

勘定奉行クラウド

引用:勘定奉行クラウド

初期費用(税抜) プランによる
月額利用料金(税抜) 月額6,000円
年間72,000円~
無料トライアル
サービス詳細 法人専用の機能
標準機能が充実
システム連携 など
改正電帳法への対応

「勘定奉行クラウド」は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが運営しているクラウド会計システムです。使い勝手がとにかくよく、今の会計処理をそのままでデジタル化できます。導入支援サービスを利用すれば、操作方法から運用開始までを短期間で実現できます。

導入するプランによって初期費用の有無が変わりますが、機能の充実度が違うだけです。拡張機能も充実しており、外部システムとの連携ができるため、使い勝手に応じたカスタマイズもできます。

勘定奉行クラウドの特徴
•導入支援サービスを利用して短期間で構築可能
•機能ごとに細かく分かれたプラン内容
•拡張機能・外部システムとの連携で使い勝手拡充

PCA会計クラウド

引用:PCA会計クラウド

初期費用(税抜) 無料
月額利用料金(税抜) 月払いの場合:24,750円~
年払いの場合:288,200円~
無料トライアル
サービス詳細 法人専用の機能
オンプレミス型と同じ使い勝手
高度のセキュリティ対策 など
改正電帳法への対応

「PCA会計クラウド」は、ピー・シー・エー株式会社がリリースしているクラウド会計システムです。AWS(Amazon Web Services)と連携したバージョンも存在し、バリエーションが豊富です。月間稼働率が導入当初の見込みほどない場合は返金対応もあり、お試しで導入するのもいいでしょう。

クラウドのみの管理ではないため、緊急時には緊急時用スタンドアロン版を無償で利用可能。バックアップを取っておく必要はあるものの、遅延を許さない状況でも即座に対応できます。

PCA会計クラウドの特徴
•AWSと連携したクラウド会計システムもある
•稼働数が低ければ返金対応
•緊急時に便利なスタンドアロン型を採用

まとめ

クラウド会計システムを導入すれば、業務効率化はもちろん、改正電子帳簿保存法への対応も優位に進められます。決算書作成などで手が取られないようにするためにも、できるだけ早期の導入をおすすめします。

まずはどれから導入すればいいか分からない場合は、初年度無償キャンペーンや、起業2年以内の方向けに最大2年間0円キャンペーンを実施している「弥生会計 オンライン」がオススメです!

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