2022.07.27

ビジネス

【2022年版】IP電話アプリ比較5選!選び方や導入メリット、デメリットを解説

ビジネスにおいて電話は欠かせないツールです。とくに「IP電話アプリ」は、従来の固定電話と比べて手軽に始めることができ、通話料金の節約に貢献してくれます。とくに近年では、働き方改革の推進や外出自粛に伴うテレワークの急速な普及により、オフィス外でも柔軟な電話対応ができるIP電話アプリがますます注目を集めています。
しかし一口にIP電話アプリと言っても、さまざまな種類が登場していることから、「どのサービスがいいのだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、IP電話アプリを利用するメリット・デメリットをはじめ、選び方のポイントやおすすめのサービスを厳選し、徹底比較していきます!現在IP電話アプリの導入を検討している方やテレワークの業務効率化を検討している方はぜひ最後までチェックしてくださいね!

IP電話アプリとは

IP電話アプリとは、インターネット回線を経由して、音声通話を可能にした通話アプリのことを指します。

従来の電話は、基地局を介してユーザーに音声を届けるアナログ回線を使用するのが一般的でした。しかしIP電話は、アナログ回線を使用せず、インターネット用のデータ通信回線を用いて通話を行うのが特徴です。音声をデジタルデータに変換し、音声を復元することで固定電話のような通話を実現することができます。

IP電話を利用するには、専用のアプリをダウンロードすることで、手軽にIP電話として使用することができます。これにより電話番号の使い分けや、電話回線を引かずに『080』『090』といったスマホ番号以外の通話サービスを使用することができます。

IP電話はアナログ電話と比べて安い

従来のアナログ電話と比較して、IP電話を使用すると、電話料金を安く抑えることができます。IP電話は通常電話による通話に用いられる電話回線ではなくインターネット回線を通じて通話を行います。
つまりIP電話に使用するインターネット回線は、アナログ電話の回線に比べてが設備の維持・メンテナンスコストが安いため、結果的に通話料金を安く抑えることができるのです。

IP電話アプリを導入するメリット

IP電話アプリを導入することで、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

固定回線より費用を安く抑えることができる

IP電話は通常の固定電話に用いられる電話回線ではなく、インターネット回線を通じて通話を行います。そのためIP電話アプリを導入する際は、機器設置や配線工事がいらず、インターネット環境さえあれば利用でき、固定電話よりも導入コストを安く抑えることができます。
また従業員が使用するスマートフォンやPCなどを通話用の端末として使用できるため、電話機が不要といった点からも初期導入コストを削減することができます。

電話番号の使い分けが可能

IP電話は、わざわざ電話回線を引かずに複数の番号を発行することが可能です。そのため部署や問合せの種類といった用途ごとに電話番号の使い分けができる点はメリットです。折り返しや電話取次など手間が軽減されるため業務効率化につながります。

たとえば、部署や問い合わせの種類ごとに電話窓口を分けることができるので、電話取次や折り返しの手間が省かれ、業務効率化につながります。

システムの拡張性が高い(CTIやCRMなど)

IP電話は配線や機器などいらず導入できるため、オフィスが移転した際や社員数が変動した場合でも柔軟な対応が可能です。

また顧客の情報を管理する『CRM』や、PCと電話の機能を統合した『CTI』などとのシステムとの相性も良く、システムの拡張もしやすいため業務を円滑に進めることができます。

スマホやPCがあれば手軽に導入できる

IP電話アプリは初期費用がかからず、スマートフォンやPCなどがあれば、手軽に導入できます。通話記録といった利用状況についてもクラウドで確認や管理ができる点も魅力の一つです。

IP電話アプリと似たものでおすすめな「クラウドPBX」については、以下の記事で詳しく解説しています。
≫クラウドPBXとは?仕組みやメリット、機能や活用法をチェック

IP電話アプリを導入するデメリット

IP電話アプリの導入は、メリットも多くありますが、以下でご紹介するようなデメリットもあります。

一部の番号は使用できない

IP電話を利用する際は、緊急の『110』や『119』をはじめ、一部の特殊番号へ発信することができません。現在使っている携帯電話や固定電話を解約して、IP電話への切替を検討している方は、このような懸念点も理解した上で導入を進めるようにしましょう。

通話品質が通信環境に影響を受ける

IP電話アプリを利用する回線は、一般のインターネット回線を利用するため、専用の固定電話に比べると、他のデータ送受信の影響を受けやすいといったデメリットがあります。
とはいえ、IP電話が普及した当初から見ると品質も改善されてきています。まずは社内運用から始めてみることをおすすめします。

IP電話アプリ選び方のポイント

IP電話アプリを導入する際は、これからご紹介する3軸の観点から、自社の目的や用途に合ったサービスを選ぶことがポイントです。

料金体系を確認する

IP電話アプリを選ぶ際は、料金体系や利用環境を確認した上で選択しましょう。とくにIP電話は固定電話に比べて料金が安くなることが魅力ですが、月額制なのか時間課金制なのかによってトータルコストは大きく異なります。

どのような目的・用途でIP電話アプリを使用するのか、なるべく利用シーンによって適切な料金プランを設けているサービスを選択しましょう。

通話品質をチェック

IP電話の特徴として、回線速度や使用するコーデックなどが通話品質に影響を与えます。とくに回線が混雑している際は音質が低下したり、低速回線の際にIP電話を使用すると通話品質が著しく悪くなってしまうケースもあります。
そのほか、IP電話アプリの品質やスマートフォンのOS、ハードとの相性なども、少なからず通話品質に影響を与えている可能性もあります。
IP電話の導入は、固定回線に比べると導入ハードルは低いため、まずは数回線契約し実際に使い勝手を確認した上で本格導入を検討するのもおすすめです。

必要な機能が搭載されているか

IP電話アプリには、通話機能以外にも留守番電話や録音、プッシュ通知といったさまざまな機能が搭載されています。もちろんこれらの機能が搭載されているかは、サービスによって異なるため、自社が必要とする機能をあらかじめ確認した上で導入を検討しましょう。

IP電話アプリ比較表

IP電話アプリとひと口で言ってもさまざまなサービスがあり、比較検討する際にどれを選べばよいのか迷ってしまいがちです。今回はおすすめのサービスを5選ピックアップし、順にご紹介していきます。

表は横にスクロールします

サービス名 050plus LaLa Call G-call 050 SMARTalk My050 (旧:050 Free)
月額利用料
(税込)
330円 110円 308円 0円 0円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 2.93円 2.93円 2.93円 17.6円 3.5円
携帯電話へ 17.6円 17.6円 17.6円 17.6円 19.80円
有料050へ 2.93円 2.71円 2.66円 17.6円 要問合せ
国際通話料
(1分につき)
アメリカへ 9円 6円 5円 16円 6.49円
中国へ 29円 28円 10円 16円 6.83円
基本機能 ・発信、着信
・留守番電話
・ワンタッチコール
・発信者番号通知/非通知の選択
・発信、着信
・留守番電話
・累計確認
・メッセージ、画像の送受信
・発信、着信
・留守番電話
・発信、着信
・短縮ダイヤル
・プッシュ通知
・通話録音
・発信、着信
・転送
iOS、Android 対応

※上記の内容は2022年7月26日時点の情報です

おすすめのIP電話アプリ5選

ここからは、おすすめのIP電話アプリを5選ピックアップしご紹介していきます!

050plus

画像引用:050plus

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月額料金(税込) 330円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 2.93円
携帯電話へ 17.6円
有料050へ 2.93円
国際通話料
(1分につき)
アメリカへ
中国へ※上記以外の国際通話料一覧はこちら
基本機能 ・発信、着信
・留守番電話
・ワンタッチコール
・発信者番号通知/非通知の選択

「050plus」は、NTTコミュニケーションズが提供するサービスです。なんと言っても圧倒的なNTTブランドという安心感があり、機能面や料金面などのバランスが取れたサービスです。
アプリ同士はもちろん、提携しているプロパイダのIP電話同士でも無料で通話することができます。

050plusの特徴
・NTTブランドの安心感
・機能と料金面とのバランスが優れている
・提携中プロパイダのIP電話同士でも無料で通話が可能

LaLa Call

画像引用:LaLa Call

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月額料金(税込) 110円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 2.93円
携帯電話へ 17.6円
有料050へ 2.71円
国際通話料(1分につき) アメリカへ 6円
中国へ 28円※上記以外の国際通話料一覧はこちら
基本機能 ・発信、着信
・留守番電話
・累計確認
・メッセージ、画像の送受信

「LaLa Call」は、株式会社オプテージが提供するIP電話サービスです。関西地方を中心とした「eo光」を展開していることでも有名です。
月額料金は110円(税込)と低価格に設定されています。なお「eo光/mineo」の契約者であれば、月110円分の無料通話が付いているため、実質月額料金が無料となります。
そのほか、通話以外にメッセージや画像・位置情報の送信、電話帳アプリとの同期など便利な機能が満載です。

LaLa Callの特徴
・月額基本料金が低価格
・「eo光/mineo」契約者は月額基本料金実質0円
・メッセージや画像の送信ができる

G-call 050

画像引用:G-call 050

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月額料金(税込) 308円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 2.93円
携帯電話へ 17.6円
有料050へ 2.66円
国際通話料(1分につき) アメリカへ 5円
中国へ 10円※上記以外の国際通話料一覧はこちら
基本機能 ・発信、着信
・留守番電話

「G-call 050」は、株式会社ジーエーピーが提供しているIP電話サービスです。機能と料金設定のバランスが取れているのが特徴です。
月額料金が設定されているものの、国内通話をはじめ国際通話料金が比較的安価に設定されているため、価格重視で検討する方や海外へ通話をする方におすすめです。

call 050の特徴
・国際通話料金が比較的安価
・機能と料金設定のバランスが取れている

SMARTalk

画像引用:SMARTalk

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月額料金(税込) 0円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 17.6円
携帯電話へ 17.6円
有料050へ 17.6円
国際通話料(1分につき) アメリカへ 16円
中国へ 16円※上記以外の国際通話料一覧はこちら
基本機能 ・発信、着信
・短縮ダイヤル
・プッシュ通知
・通話録音

「SMARTalk」は、楽天モバイルが提供しているIP電話アプリです。月額利用料が無料といった格安な料金設定が魅力的なため、試しにIP電話を使ってみたいといった方におすすめです。
しかし、他のサービスと比較すると固定電話への通話料金が高いため、固定電話への発信をよくする方には不向きかもしれません。
機能面については、通話記録やアプリ内での録音などさまざまな機能が搭載しているため、機能性を重視される方にはおすすめです。

SMARTalkの特徴
・月額利用料が無料
・機能面が充実している

My050 (旧:050 Free)

画像引用:My050 (旧:050 Free)

表は横にスクロールします

月額料金(税込) 0円
国内通話(1分につき) 固定電話へ 3.5円
携帯電話へ 19.80円
有料050へ 要問合せ
国際通話料(1分につき) アメリカへ 6.49円
中国へ 6.83円※上記以外の国際通話料一覧はこちら
基本機能 ・発信、着信
・転送

「My 050 (旧050 Free)」は、月額料金が無料かつ国際通話料が比較的安く設定されている点が大きな魅力です。
My 050ユーザー同士の無料通話できることはもちろん、月額料金が無料なので通話料のみの負担で利用できるのはうれしいポイントです。価格重視でIP電話アプリを探している方や海外への通話が多い方にとくにおすすめのサービスと言えるでしょう。

My050 (旧:050 Free)の特徴
・月額料金が無料
・国際通話料が安価

スマホでIP電話を利用するならクラウドPBXもおすすめ!

ここまでは、IP電話について詳しく解説しました。手軽に導入でき通話料を安価に抑えることができる点は大きな魅力ですが、通話料を抑えるもう一つの方法として、「クラウドPBX」を導入することもおすすめの方法です。
PBXとは、電話回線の交換機のことを指します。社内の電話機での内線同士の通話をつなげたり、社外からかかってきた電話を内線に取り次ぐなど幅広い用途で利用することができます。
とくにクラウド型のPBXを選択すれば、専用機を購入せずに低コストで手軽に始めることができます!オフィスにかかってきた電話を在宅勤務中の社員のスマホに転送できるなど柔軟な使い方ができることからテレワークを導入している企業にもおすすめです。

クラウドPBXの機能や特徴、おすすめサービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています!
≫【2022年版】クラウドPBX比較8選!機能や料金、選ぶ際のポイントを紹介

まとめ

今回は、おすすめのIP電話アプリをご紹介しました。IP電話アプリはさまざまな種類のものが登場していますが、提供している事業者によっても通話料金や機能などが異なります。自社の用途に合ったIP電話アプリを導入するためにも、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。