2022.01.21

教育現場

オンライン学習は新型コロナ終息後も勉強スタイルの中心に?アンケート調査の結果を分析

多くの学校や教育現場では、新型コロナウイルスの流行により、急遽、対面での授業スタイルからオンラインでの学習に切り替える対応を余儀なくされたのではないでしょうか。コロナ禍により、新たな学習スタイルである「オンライン学習」が実施されたことで、実際にオンライン学習を受けた生徒やその保護者はどのように感じたのでしょうか。

今回は、2021年11月30日に発表されたシンゲキ株式会社が実施したオンライン学習に関するアンケート調査結果をもとに、今後の勉強スタイルへの影響を徹底分析したいと思います。

参考資料:シンゲキ公式サイト~オンライン学習の今後・あり方に関する緊急アンケート~

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オンライン学習の今後・あり方に関する緊急アンケートが実施される

 

GMARCH各大学に専門塾を掲げるシンゲキ株式会社より、全国の生徒やその保護者を対象に「オンライン学習の今後・あり方に関する緊急アンケート」調査が行われました。
コロナ禍においてオンライン学習を体験した生徒や保護者の中で、継続してオンライン学習を行っている割合は一体どれくらいとなっているのでしょうか。さっそく回答結果をみていきましょう。

「新型コロナ終息後もオンライン学習が中心」と回答した生徒、保護者・・79.5%
「コロナ禍で勉強スタイルが変化した」と回答した生徒、保護者・・83.3%

調査結果では、全国で実施されたワクチンの普及に伴い、オンライン学習のニーズの低下が予想される状況にも関わらず、継続して積極的にオンライン学習を取り入れている生徒や保護者が多いことが明らかとなっています。

オンライン学習は新型コロナウイルス終息後も勉強スタイルの中心に?

 

同アンケート調査の、「新型コロナウイルス感染症が終息したあとの勉強スタイルは、オンライン学習が中心?それとも対面授業が中心?」といった質問に対しては、以下のような回答結果が出ています。

回答 回答率 回答数
オンライン学習が中心 33.6% 115
どちらかと言えばオンライン学習が中心 45.9% 157
まだ分からない 2.9% 10
どちらかと言えば対面学習が中心 5.2% 18
対面学習が中心 12.2% 42

この調査結果では、「オンライン学習が中心」「どちらかと言えばオンライン学習が中心」を選択した回答の割合が全体の79.5%を占め、全体的にオンライン学習のメリットを実感している生徒や保護者などが多いことが分かります。

このことから、新型コロナウイルスの終息後もオンライン学習の勉強スタイルを積極的に取り入れる割合が高くなると予測されるでしょう。

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オンライン学習におけるメリットの回答

 

では、さきほどのアンケート回答結果で、アフターコロナの勉強スタイルについて「オンライン学習が中心」と回答した生徒・保護者は、具体的にどのようなメリットを感じたのでしょうか。

オンライン学習は時間の確保ができる

・生徒の声
「本来なら塾までの通学に往復1時間かかる。オンラインであればすぐに指導が受けられるので勉強時間確保のためにもオンライン中心」
「自分の都合がいい時間に勉強が出来る」

・保護者の声
「夜遅くに帰宅することがないので心配がない」

これらは、生徒・保護者の一部のコメントとなりますが、最も多く挙がっていた意見として時間の確保ができるという点となります。
とくに生徒の立場からすると、受験シーズンでは「時間を無駄にしなくない」といった気持ちが強くなり、予備校や塾などへの通学時間が体力面や精神面に大きく影響すると考えられます。その点オンライン学習では、通学も不要となるため、その分の時間を学習に充てることができ、効率的に学習することができるようになります。

予備校や塾では、全面的にコロナ対策としてオンライン授業を実施するところが増えましたが、そもそもの目的であるウイルス感染対策以外のほか、上述した部分にオンライン学習のメリットを感じている生徒・保護者が多い傾向にあることが分かりました。

対面授業におけるメリットの回答

 

一方で、対面授業にメリットを感じている生徒・保護者に関しては、どのような理由があるのでしょうか。

対面授業はモチベーション向上につながる

・生徒の声
「オンラインだとサボってしまうので対面授業のほうが良い」
「家だと集中できないので対面授業の予備校に行かざるを得ない」

対面授業を希望するのは、保護者というよりも実際にオンライン授業を体験した生徒自身によるものが多く挙げられています。とくにオンライン授業では、自宅で集中できないといった声や、やる気が沸かないなどメンタル面への影響のほか、そもそもオンライン学習が向いていないといった生徒自身の向き不向きなども関係していることが分かります。
このようなオンライン学習が不向きと感じる受験生の多くは、直接的に教師や受験生の仲間との交流により、「周りの勉強している姿勢によって自分も勉強しなくてはいけないという気持ちが生まれてくる」といったモチベーションの向上につながるとしています。

上記の理由から、たとえ通学時間が長くても、あえて対面授業を行う予備校や塾を選択して学習に励む学生が一定数いることも分かりました。

新型コロナウイルスの影響による勉強スタイルの変化

 

最後のアンケート調査である「新型コロナウイルスの影響により、勉強のスタイルはどのように変化しましたか?」といった質問に対しては、以下の回答結果が出ています。

回答 回答率 回答数
変化した 58.2% 199
どちらかと言えば変化した 25.1% 86
分からない 1.5% 5
どちらかと言えば変化してない 4.9% 17
変化していない 10.2% 35

上記の結果を見てみると、新型コロナウイルスの流行前と後を比較すると「高校の授業がオンライン授業になった」「予備校の対面授業が動画になった」といった声や「スタディサプリを利用して勉強をするようになった」などの声も多く挙がっています。

これらの結果から、学校や予備校などが実施する新型コロナウイルス対策の一環として取り入れるオンライン授業や動画学習などは、想像した以上にすでに生徒たちへ浸透してきており、適応している生徒も増えてきていることが分かります。

オンライン学習はICT教育推進のカギとなるか?

 

今回ご紹介したアンケート結果でも分かるように、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、教育現場にてオンライン学習が実施されたことで、少なからず全国の生徒の学習スタイルにも変化が現れてきていることが分かりました。

これに加え、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」の実現に向け、現在多くの生徒・児童のもとに1人1台のタブレット端末が配布されている状況です。さらに高速大容量の通信ネットワークといったICT環境の整備も強化されることになるため、今後はより一層オンライン学習が取り入れやすい環境が構築されるようになります。

このように、新型コロナウイルスの影響で生徒の学習スタイルに変化が出始めたことに加え、「GIGAスクール構想」の実現に向けた政府の取組み状況を鑑みると、今後も全国の教育現場や自宅学習において、オンライン学習はさらに広まりを見せていくと予測されるでしょう。

GIGAスクール構想については、以下の記事をご覧ください。
≫GIGAスクール構想をわかりやすく解説!教育ICT、1人1台端末環境の実現とは?

教育現場のタブレット活用にはMDMの導入を!

教育現場では、オンライン学習を実施していく上でタブレット端末の運用や管理も必須となってきます。とくに大量のタブレット端末を取り入れるとなると、その分の端末設定や運用も必要となり、管理者の作業負担がかかってしまうことになります。

そのような悩みには、タブレット運用を安全かつ効率的にできるMDMと呼ばれるモバイルデバイス管理ツールを導入するのがおススメです。
MDM(モバイルデバイス管理)は、複数のモバイル端末の準備や運用を効率的に行うことができ、複数の端末であっても、アプリ配信やライセンス管理をまとめて遠隔で操作することが可能となります。
そのほか、生徒が学習以外で使用するWebサイトやアプリを閲覧できないよう制限する機能や、盗難・紛失時のリモートロックなどの機能などもMDMには搭載しています。

このように教育現場にて、安全かつ効率的なタブレット運用を行うためには、MDMは押さえておきたい必須ツールと言えます。なお、今後も増えていくと予測されるオンライン学習に対応するためには、このようなツールを積極的に活用していくことをおススメします。

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まとめ

 

今回は、オンライン学習についてのアンケート調査の分析結果をもとに、今後の勉強スタイルはどのように変化するのかについて解説してきました。
ここ数年間にわたり、GIGAスクール構想の発足により以前に比べてタブレットを活用したICT教育は前進しつつありますが、コロナ禍における学習スタイルの変化により、今後大きく加速することが予測されます。
教育現場においても、このような変化に対応するためにさまざまなツールを利用して、生徒をサポートしていくことが必要と言えるでしょう。