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Androidはウイルスに狙われやすいって本当?必要なセキュリティ対策を徹底解説!

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Androidのスマホはウイルスに狙われやすい?
Androidのスマホは、比較的ウイルスに狙われやすいと言われています。その理由として、Android OS特有のアプリ配布方法が挙げられます。ここではAndroidスマホのウイルス感染リスクの高さや、iOSを搭載したスマホとの違いを解説するので、ぜひ参考にしてください。
Android OSではアプリ配布の自由度が高いことが要因
Androidのスマホがウイルスに狙われやすい主な原因は、Android OSでのアプリ配布の自由度の高さにあります。Androidのスマホでアプリをダウンロードしたい場合、一般的に使われることが多いのは公式の「Google Playストア」です。しかしAndroidスマホでは、「Google Playストア」以外の外部サービスなどからもアプリのダウンロードが可能。配布元がより不透明で、ウイルスが仕込まれている可能性の高いアプリも簡単に入手できてしまいます。その結果、他のOSを使ったスマホに比べウイルス感染のリスクが高くなってしまうのです。
iPhoneの「iOS」はセキュリティに強いと言われている
Androidのスマホに比べ、iOSを用いたiPhoneはセキュリティ性能が高いと言われています。iPhoneでアプリをダウンロードする際は、公式ストアである「App Store」を利用しなければなりません。
また「App Store」で配布されているアプリは、ウイルスなどが含まれていないかApple側によって事前にチェックされます。そのためiPhoneではアプリ利用やダウンロード時のウイルス感染リスクは低く、Androidスマホよりも安全だと言えるでしょう。
Androidのスマホはウイルスに感染するとどうなる?
不審なアプリのダウンロードによって、セキュリティ面が脅かされてしまうAndroidスマホ。思わぬきっかけでウイルスが入り込んでしまうこともあるので、なかなか感染に気付けない場合もあるでしょう。そこでここからは、Androidのスマホがウイルス感染した場合に見られる特徴として下記の3つを紹介します。
- データ通信量が著しく増える
- カメラが勝手に起動する
- アプリが利用できなくなるランサムウェアの被害に遭う
万が一感染してしまった際に被害を最小限に抑えるためにも、ぜひ参考にしてください。
データ通信量が著しく増える
Androidのスマホがウイルスに感染すると、データ通信量の著しい増加が起こる可能性があります。ウイルスを仕込んだアプリの開発元は、ユーザーのスマホ内にある個人情報や写真、テキストなどを抜き取ろうとします。
その際、スマホから開発側に対しデータを送信する作業が発生。大量のデータ通信が行われると考えられます。心当たりがないにもかかわらずデータ通信量が大幅に増えた場合は、ウイルス感染の可能性を視野に入れる必要があるでしょう。
カメラが勝手に起動する
スマホのカメラが勝手に起動することがある場合も、ウイルスに感染した可能性があります。アプリによってはダウンロード後に、スマホに搭載されている機能の利用許可が求められることがありますよね。その際不正なアプリにも許可を出してしまうと、ウイルスを使ってスマホを遠隔操作されてしまうかもしれません。
勝手にカメラを起動されて写真や動画を撮られたり、マイクで音声データを入手されたりと、プライバシーに関わる被害のリスクが高まってしまいます。
アプリが利用できなくなるランサムウェアの被害に遭う
コンピューターウイルスの一種であるランサムウェアへの感染によって、スマホ内の他のアプリが使えなくなることもあります。ランサムウェアとは、スマホ内のデータを暗号化したり、アプリを起動できなくしたりする不正なプログラムのことです。
ランサムウェアによってアクセスできなくなったデータを復元するために、対価として高額な金銭を請求されることもあります。
Androidのスマホに必要なウイルス対策とは?
Androidのスマホを安全に使い続けるためにも、適切なウイルス対策を行うことが大切です。ここでは具体的に8つの方法を取り上げ、それぞれを詳しく解説します。
OSやアプリは最新バージョンへ更新する
Androidスマホを安全に使うには、OSや各アプリを最新バージョンへ更新することが重要です。OSやアプリのアップデートでは、システムの変更だけでなくセキュリティ面での対策強化を行っている場合もあります。
ウイルスの開発側は、システムの脆弱性を突くため、システムを常に進化させて機会をうかがっているものです。強大化し続ける脅威からスマホを守るためにも、こまめにバージョンアップする癖を付けておきましょう。
データのバックアップを取っておく
万が一、ウイルスに感染してしまったときのことを考え、データのバックアップを取っておくのも大切です。特に、ランサムウェアなどによってデータをロックされてしまう、またはスマホ自体の操作が難しくなってしまってからでは復旧に時間がかかることも考えられます。絶対に失くしたくないデータがあれば、外部のハードディスクやSDカードなどにあらかじめコピーしておきましょう。
アプリのダウンロードは信頼できるところから
アプリのダウンロード元に注意を払うことも、Androidスマホのセキュリティ対策として有効です。Androidスマホは、公式ストア以外からも自由にアプリを入手できてしまうのが特徴といえます。悪質なアプリのダウンロードやダウンロード時のウイルス感染を防ぐためにも、信頼できる配信元のみを利用しましょう。
フリーWi-Fiを利用しない
街中のフリーWi-Fiを安易に利用しないことも、スマホのウイルス感染対策に繋がります。フリーWi-Fiの中でもパスワードの入力が不要なものは、便利ですがセキュリティ面の脆弱さは高い傾向が見られます。不正アクセスを目的として、あえて無料公開されている場合もあるので注意しましょう。
メールやSMSなどのあやしいURLをクリックしない
心当たりのないメールやSMSなどに記載されたURLには、アクセスしないようにするのがおすすめです。不審なURLをクリックしてしまうことで、ウイルス感染や詐欺の被害に繋がることがあります。送信元のアドレスや文面などを見て、少しでもあやしい部分があれば、むやみに対応せずゴミ箱に入れておきましょう。
画面ロック
スマホの画面ロック機能を使うことも、ひとつのセキュリティ対策だといえます。画面ロックとは、スマホの電源をオンにした際にパスコード入力を要求するものです。第三者が勝手にスマホを操作できなくなるため、紛失時にもセキュリティ面での被害に遭うリスクを減らせます。
SIMロック
スマホのセキュリティ面での安全性を高めるため、SIMロックを行うことも有効でしょう。SIMロックとは、通信時に必要なSIMカードとユーザー情報を紐付ける機能のことです。SIMロックが設定されたSIMカードを別端末で使おうとすると、パスコード入力が要求されます。回線や電話番号などが第三者によって不正に利用されることを防げるでしょう。
セキュリティソフトの検討
Androidスマホのウイルス感染を防ぐには、セキュリティソフトの利用も効果的です。導入すればウイルス感染リスクの高いサイトをブロックしたり、スマホ内の不審なシステムを検出したりと、セキュリティ面での安全性を効率よく高められるでしょう。
まとめ
今回は、Androidスマホがウイルスに狙われやすい理由や、セキュリティ対策の方法などを紹介しました。スマホを安全に利用するためには、OSのこまめなバージョン更新や端末を使う際の細かな工夫が重要です。また必要に応じて、セキュリティソフトや管理システムを導入するのも効果的でしょう。
学校や企業など複数台の端末を扱う現場でAndroidスマホの安全性を高めるのにおすすめなのが、MDMの活用です。MDMを導入すればスマホのウイルス対策だけでなく、紛失時の被害防止やフィルタリング設定などを一括で管理可能なため、セキュリティ面でのリスクや担当者の負担を減らせます。
MDMの特徴や選び方などは下記記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
参考記事:MDM(モバイルデバイス管理)とは?基本や導入時の注意点まで徹底解説