2022.09.02(2024.02.28更新)

セキュリティ対策

【2024年最新版】おすすめのVPN9社を徹底比較|メリット・料金・特徴まで完全ガイド!

(本ページはアフィリエイト広告を利用しています)

インターネットの利用が不可欠な現代では、通信の安全性が重要になってきます。そこで注目されているのがVPNサービスです。しかし、たくさんのVPNサービスがリリースされていてどれを選べばいいかわからない方も多いと思います。

この記事では、VPNの導入を検討している方に向けて、VPNを利用するメリットや選び方をご紹介。そして、おすすめのVPNサービスを8社ピックアップして徹底比較していきます。

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VPNサービスの選び方

VPNサービスを利用する際は、以下の4つの観点から自社の目的や用途にあったサービスを選ぶことがポイントとなります。

  • 通信速度で選ぶ
  • セキュリティ強度で選ぶ
  • サーバー数で選ぶ
  • 料金で選ぶ
  • 目的に合っているものから選ぶ
  • ノーログポリシーがあるものから選ぶ
  • 同時接続できる台数の多さから選ぶ
  • サポート体制が充実しているものから選ぶ

通信速度で選ぶ

まずは、VPN接続時にデータを高速で送受信できるかどうかといった、通信速度を基準に選ぶことが考えられます。VPNはインターネット上のデータを暗号化するため、データの処理にはある程度の時間がかかります。しかし、サービスによっては高速な通信速度を提供することができ、通常のインターネット接続とほぼ同等の速度でウェブサイトやオンラインサービスを利用可能です。

通信速度は、オンラインゲームやビデオ会議などのリアルタイム性の高いアプリケーションにおいても重要です。遅延やパケットロスがあると、ゲームプレイや会議の品質が低下し、円滑なコミュニケーションやプレイができなくなってしまいます。

通信速度でVPNサービスを選ぶ際には、VPNプロバイダーが提供するサーバーの数とその位置が重要です。地理的に近いサーバーに接続すると、通信速度が向上する可能性があります。また、一部のプロトコルは高速な通信を提供し、一部はセキュリティを重視するために速度が低下する場合があるため、事前に確認することが望ましいです。

さらに、他のユーザーがどのように評価しているのか、実際の通信速度がどの程度であるかを確認することで、自分に合ったVPNサービスを選べます。

セキュリティ強度で選ぶ

続いて、VPN接続時に提供される暗号化や認証プロトコルの強さといったセキュリティ強度で選ぶことが考えられます。VPN通信では、個人情報や重要なデータの取り扱いをするケースが多いため、ハッカーや盗聴者からの攻撃、不正アクセスなどのリスクが存在します。セキュリティの弱いVPNを使用すると、データが漏洩したり、第三者によって盗まれたりする可能性があるでしょう。したがって、十分なセキュリティ強度を持つVPNを選ぶことは、個人のプライバシーやデータの安全性を確保するために重要です。

具体的には、VPNプロバイダーが使用している暗号化プロトコルや鍵の長さを確認することが重要となります。一般的に、強力な暗号化プロトコルと長い鍵は、より高いセキュリティレベルを提供します。さらに、提供業者のプライバシーポリシーを確認し、ログの保存や個人データの取り扱いについても注意深くチェックしましょう。信頼性の高いVPNプロバイダーは、厳格なセキュリティ対策を実施し、ユーザーのデータを適切に保護することに取り組んでいます。

サーバー数で選ぶ

次に、VPNプロバイダーが提供するサーバーの数や配置といったサーバー数で選ぶことも考えられます。サーバー数は接続の安定性と速度に直結するため、地理的に近いサーバーに接続すると、データの送受信にかかる時間が短くなり、より高速な接続が可能です。

選定の基準は、VPNプロバイダーが提供するサーバーの数を確認しましょう。また、他のユーザーの評価やレビューも参考にすることをおすすめします。他のユーザーの経験や意見を聞くことで、実際の接続性や速度に関する情報を得られます。サーバー数はVPNサービスの選択において重要なポイントです。安定した接続と高速な通信を実現するためにも、VPNプロバイダーが提供するサーバー数や配置を確認しましょう。

料金で選ぶ

次に、VPNサービスの提供される価格プランや料金体系で選ぶことも重要です。VPNサービスには有料サービスと無料サービスがあり、料金によって提供される機能や性能に差があるため、自身のニーズや予算に合った選択をすることが重要です。

以下は、無料と有料のVPNのメリットとデメリットの比較表となります。

メリット デメリット
無料のVPN 無料で利用可能初心者向けの簡単な設定 帯域幅や機能に制限がある広告やデータ収集の可能性がある接続の安定性に欠ける
有料のVPN 高速で安定した接続優れたセキュリティ機能プライバシー保護の強化 有料の料金がかかる設定や利用がやや複雑

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選定時には、自分の必要とする機能や性能を明確にし、価格とのバランスを考えて選ぶことが重要です。さらに、返金保証や無料トライアルなどの制度を提供しているかも確認しましょう。

目的に合っているものから選ぶ

VPNサービスは使用目的に合っているものを選ぶことが重要になります。例えば、「インターネット上で取引先や関係企業と重要なやり取りをする際のセキュリティ強化」など、さまざまな理由が考えられます。

やり取りのセキュリティ強化の場合には、無料のVPNサービスを使うのではなく、有料のサービスを選ぶようにしなければなりません。そして、文字ベースのやり取りならば通信速度はあまり速くなくてもよいですが、動画など大容量のデータをやり取りする場合は通信速度の速いVPNサービスを選ぶことが必要になってきます。

海外サービスの利用の際には、目的のサービスが提供されている国にVPNのサーバーがないと、そのサービスを利用できない可能性が高いです。ですので、VPNサービスごとのサーバロケーション情報をしっかりと確認しましょう。

このように、使用目的に合わせたVPNサービス選びが大切になってきます。

ノーログポリシーがあるものから選ぶ

ノーログポリシーがあるVPNサービスから選ぶことも有効です。ノーログポリシーとは、VPNプロバイダーが利用者のアクティビティに関するログを保存しないことを指します。ノーログポリシーを採用しているサービスは、プライバシー保護や個人情報の流出防止に優れています。

VPNを利用する主な目的は、オンライン上のアクティビティを匿名化し、個人のプライバシーを保護することです。ノーログポリシーを採用しているVPNサービスは、利用者の情報を保持せず、ログやデータが第三者に渡されるリスクを低減します。これにより、ユーザーはより自由で安全なオンライン環境を享受できます。

選定時には、VPNプロバイダーの利用契約やプライバシーポリシーを注意深く確認しましょう。ノーログポリシーを採用しているサービスであっても、実際にどのようなログが保持されていないのか、具体的な記述があるかを確認する必要があります。最終的には、自身のプライバシーやセキュリティのニーズに合ったノーログポリシーを採用しているVPNサービスを選ぶことが重要です。

 同時接続できる台数の多さから選ぶ

VPNサービスには同時に接続できるデバイスの台数が1~10台と制限のあるものがほとんどです。企業の規模にあわせて多くのデバイスを使う場合は使用可能なデバイス数を確認しましょう。個人や家族で使う場合はそこまで気にしなくてもよいかもしれません。しかし、多くのデバイスを使う企業の場合は、デバイスの台数に制限のないプランを選ぶようにしましょう。

サポート体制が充実しているものから選ぶ

問題や疑問が生じた際に迅速かつ効果的なサポートを受けられるかどうか、サポート体制が充実しているVPNサービスを選ぶことも重要です。たとえば、接続に関する問題や設定のトラブルが発生した場合、的確なアドバイスや解決策を提供してもらえると、VPNをスムーズに利用できます。また、セキュリティ上の懸念事項やプライバシーに関する質問に対しても、体制が充実していれば、専門的なサポートを受けることができるので安心です。

選定時には、VPNサービスが提供するサポートの種類と方法を確認しましょう。24時間365日のサポート体制が整っているか、ライブチャットやお問い合わせフォームなど、使いやすいコミュニケーション手段が提供されているかを確認することが重要です。また、サポートへの返答時間も考慮すべきポイントで、素早く的確な回答を得るためには、返答が遅くならないかどうかもポイントとなります。

以上の基準を考慮しながら、VPNサービスのサポート体制が充実しているかどうかを確認し、自身のニーズに合ったサービスを選びましょう。

おすすめのVPNサービス9社を徹底比較

VPNサービスといってもさまざまな種類があり、比較検討する際にどれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。今回はおすすめのサービスを9社ピックアップし、ご紹介していきます。

VPNサービス名 特徴 年間費用 ノーログポリシー 無料体験
NordVPN 大手、独自のセキュリティシステム 約5,148円~ あり 30日間返金保証
Surfshark 接続デバイス台数無制限 約4,210円~ あり 30日間返金保証
Millen VPN 国産、低価格 約4,752円~ あり 1年、2年プランのみ30日間返金保証
スイカVPN 中国での利用が人気、日本語サポートが充実 約9,464円~ 記載なし 2週間無料
Atlas VPN 低価格、接続デバイス台数無制限 約3,132円~ あり 30日間返金保証
セカイVPN 無料お試し期間が長い、日本語サポートが充実 14,520円 記載なし 2週間無料
RAKULINK 海外からの日本のIP制限動画やテレビ視聴に特化、マルチデバイス対応 約12,645円~ 記載なし 7日間無料トライアル
ExpressVPN 老舗、通信速度が速い 約15,100円~ あり 30日間返金保証
ProtonVPN 無料版あり、セキュリティの高さ 約9,015円~ あり 30日間返金保証

スクロールできます

※上記の金額はすべて税込

 NordVPN(ノードVPN)

引用:日本公式サイト【Nord VPN】

「NordVPN」はTefincom & Co., S.Aがパナマで運営するVPNサービスです。数あるVPNサービスのなかでも大手で、2つのVPNサーバーを経由するという独自のセキュリティ機能が特徴です。5000以上のサーバーが59カ国に置かれ通信速度の速さも申し分ありません。さらに、ひとつのアカウントで6台までデバイスが登録できます。他VPNサービスでは2~4台が多いので、長期的な海外旅行にも役立ちます。特に、ITの制限に厳しい中国でも利用できるのが特徴で、規制を回避するためのVPNサーバーとなっています。

「NordVPN」の詳しい解説は以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
≫【22年最新】NordVPN(ノードVPN)の評判、口コミを調査!料金プランやメリットなどもチェック

また、1ヶ月・1年・2年という期間があり、それぞれスタンダード・プラス・コンプリートとプランが分かれています。スタンダードの2年間の長期契約では、1ヶ月あたり400円以下と非常にリーズナブルにVPNサービスを利用することができます。ただし、サーバーによっては繋がりが悪かったり、速度が遅かったりするため、当たり外れがあることも認識したうえでサービスを利用しなければなりません。また、無料のトライアルが用意されていないため、いきなり契約となってしまい、検証できない点はデメリットでしょう。

「NordVPN」はセキュリティの高さを重視する人、料金を安く抑えたい人におすすめのVPNサービスです。

【NordVPNがおすすめの人】
•中国での利用を視野に入れている人
•複数のデバイスで利用したい人
•セキュリティを重視したい人

料金プラン 390円~1,370円(月額)
無料体験
無サーバー数 5500台以上
ノーログポリシー あり
日本語対応
サポート体制 24時間365日◯
運営会社 Tefincom S.A.
公式サイト 日本公式サイト【Nord VPN】

▼「NordVPN」の公式サイトはこちら▼

Surfshark(サーフシャーク)

引用:【SurfShark】

「Surfshark」はSurfshark B.V.というオランダの会社が運営しています。「Surfshark」の特徴は、接続できるデバイスが無制限であることです。海外に長期で出かけるときなど、非常に便利でしょう。24ヶ月の長期契約であれば、月に319円と低価格で利用できます。30日間の返金保証もあるので、まずは試してみたいという人でも利用できます。また、日本語に対応していないため、ある程度の英語力が必要です。他にも、導入実績が少なく、特定の地域で利用不可となってしまうため、事前に確認をしたうえで導入を進めなければなりません。

「Surfshark」は複数のデバイスを多く利用するような企業、料金を安く抑えたい人におすすめです。

【Surfsharkがおすすめの人】
•コストを抑えたい人
•複数のデバイスで利用したい人
•通信速度を重視したい人

料金プラン 339円~1,739円(月額)
無料体験
無サーバー数 100ヵ国に約3,200台
ノーログポリシー あり
日本語対応 ○(一部なし)
サポート体制 24時間365日◯
運営会社 Surfshark B.V.
公式サイト 【SurfShark】

▼「Surfshark」の公式サイトはこちら▼

Millen VPN(ミレンVPN)

引用:MillenVPN

「MillenVPN」は、アズポケット株式会社が運営する日本産のVPNサービスです。「MillenVPN」の特徴は低価格で利用できる国産のVPNという点です。国内製品なので日本語でのサポートが充実しています。2年プランが月360円と低価格で利用できるのも特徴です。また、海外のVPNサービスに比べて手続きが楽という声も見られます。

「MillenVPN」の詳しい解説は以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
≫millen VPNの評判って?リアルな口コミから特徴、使い方や料金プランまでチェック!

「MillenVPN」は、日本語でのサポートの充実を求める人におすすめです。一方で、土日・祝日はサポート対応を行っていないため、当該日に作業する機会が多い方には向いていないかもしれません。

【MillenVPNがおすすめの人】
•日本語でのサポートを求める人
•できるだけコストを抑えたい人
•手続きを日本語で行いたい人

料金プラン サブスクプラン:360円~540円(月額)
サブスクプラン:580円~1580円(日額)
無料体験
無サーバー数 1,300台以上
ノーログポリシー あり
日本語対応
サポート体制 平日10:00〜18:00/土日祝
運営会社 アズポケット株式会社
公式サイト MillenVPN

▼「MillenVPN」の料金の詳細はこちらをチェック!▼

スイカVPN

引用:スイカVPN

「スイカVPN」は、株式会社MAJ Techが運営する日本産のVPNサービスです。「スイカVPN」の特徴は、中国での利用に強い点です。本来は中国で使えないサービスに中国からアクセスできることを売りにしているVPNサービスで、中国国内でも日本と同じような環境でネットを利用したいという人におすすめです。しかし、ノーログポリシーの記載はないので、セキュリティが高いとは言えないでしょう。他にも、アプリがAndroidしかないため、iPhone上から利用できないというデメリットがあります。料金は長期契約の割引率が低く2年プランで717円(税抜)と少し高いです。しかし、1ヶ月プランや3ヶ月プランは他のVPNサービスに比べて安く、それぞれ950円(税抜)、855円(税抜)となっています。
「スイカVPN」は中国で日本のサービスにアクセスしたい人、短期的にVPNサービスを利用したい人におすすめです。

【スイカVPNがおすすめの人】
•中国から日本のサービスにアクセスしたい人
•短期的にVPNサービスを利用したい人

料金プラン 799円~998円(月額)
無料体験
無サーバー数 50台
ノーログポリシー 公表していない
日本語対応
サポート体制 24時間365日
運営会社 株式会社MAJ Tech
公式サイト スイカVPN

▼「スイカVPN」の料金は以下をチェック!▼

Atlas VPN(アトラスVPN)

引用:【AtlasVPN】

「Atlas VPN」は、2019年に設立した米国企業Peakstar Technologiesが提供するVPNサービスです。業界内では比較的新しいサービスですが、すでに世界で750 以上のサーバーを提供しており、600万人以上のユーザー数を誇ります。
暗号化通信技術 「AES-256 」を用いており、この暗号化技術は世界各国の軍隊や銀行、政府機関などで利用されている規格と同じことから、セキュリティレベルが非常に高く安心して利用できるVPNサービスと言えます。

そのほか「Atlas VPN」では、他社VPNと比べても非常にリーズナブルな価格設定が魅力です!料金は、1ヶ月プランが月額1,398円(税抜)、2年プランは月額261円(税抜)で利用でき、1契約につき同時接続台数無制限という点も特筆すべき点です。一方で、日本語未対応のため、英語に不慣れな人には向いていません。また、新しいサービスということもあり、対応している国やサーバー数が他と比較して少なめです。ただし、これから徐々にサービスが拡大していくことも期待できるでしょう。
なお有料プランのほかに無料プランもあるので、試しにVPN を使ってみたいという方にもおススメです。

【Atlas VPNがおすすめの人】
•徹底的にコストを抑えたい人
•セキュリティを重視する人

料金プラン 1.99ドル~10.99ドル(月額)
無料体験
無サーバー数 750台
ノーログポリシー あり
日本語対応 ×
サポート体制 24時間ライブチャット, Eメール
運営会社 NordSecurity
公式サイト 【AtlasVPN】

▼「Atlas VPN」の公式サイトはこちら▼

セカイVPN

引用:セカイVPN

「セカイVPN」は株式会社インターリンクが運営する日本産のVPNサービスです。「セカイVPN」の特徴は、無料体験の期間が長いことです。他のVPNサービスは30日間返金保証や2週間無料なのに対して、「セカイVPN」は2ヶ月間無料で利用することができます。日本語サポートも充実しているので気軽に試すことのできるVPNサービスです。一方で、長期契約のプランがないため、長い間利用したい人にとっては、割高になってしまいます。また、同時接続台数が3台のため、複数のデバイスでVPNサービスを利用する人には向いていません。他にも、「セカイVPN」もノーログポリシーの記載がないので、会社で使うのは控えるとよいでしょう。料金は1ヶ月1,000円(税抜)となっており、長期契約による割引などはありません。
「セカイVPN」は、海外から日本のサービスを利用したい人や海外限定のサービスを利用したい人におすすめです。

【セカイVPNがおすすめの人】
•VPNを無料で体験してみたい人
•日本語に対応したサービスがよい人
•中国で利用したい人

料金プラン 1.100円(月額)
無料体験
無サーバー数 未公表
ノーログポリシー 未公表
日本語対応
サポート体制 24時間Webから問い合わせ
運営会社 株式会社インターリンク
公式サイト セカイVPN

▼「セカイVPN」の料金は以下をチェック!▼

≫無料体験あり!セカイVPNの詳細はこちら

RAKULINK

引用:RAKULINK

「RAKULINK」は香港の会社「DIRECT PROVIDER CO., LIMITED」が提供するVPNサービスです。ABEMAやTVer、DAZNなど日本のIP制限動画やテレビを海外で観ることをメインにしたサービスで、大画面やスマホ、タブレットなどさまざまなデバイスで視聴できます。また、設定がとても簡単にできるのも特徴のひとつ。FireTVStickやGoogleplay対応端末などにアプリをダウンロードするだけですぐに利用可能です。日本のIPアプリとそれ以外のアプリを自動で判別する機能で、VPN利用時にありがちな視聴不具合や面倒な設定が回避され快適な使い心地を実現。長期にわたって海外へ赴任する人から短期の旅行者まで、幅広く使えます。
ただし、ノーログポリシーの記載がないため、企業での運用には向かないでしょう。その分、最新の暗号化技術を用いてセキュリティ対策をおこなっています。また利用登録の際には最低限の個人情報を登録するのみなので、比較的安心して利用できるでしょう。海外製品ながら日本人による日本語のサポートが受けられるのも魅力です。

【RAKULINKがおすすめの人】
•設定に手間取りたくない人
•複数のデバイスで利用したい人
•日本語のサポートを受けたい人

料金プラン 8ドル~13ドル(月額)
無料体験 有(1週間)
無サーバー数 未公表
ノーログポリシー あり
日本語対応
サポート体制 平日は12時間以内、休日は24時間以内の返信
運営会社 DIRECT PROVIDER CO., LIMITED
公式サイト RAKULINK

ExpressVPN(エクスプレスVPN)

引用:ExpressVPN

「ExpressVPN」は、Express VPN International Ltd.という英領ヴァージン諸島の会社が運営しています。「ExpressVPN」の特徴は通信速度の速さです。また、セキュリティも他のVPNサービスに比べて高いです。さらに、知名度が高く老舗のVPNサービスなので、初めてVPNサービスを利用する方におすすめです。料金は12ヶ月で契約すると約1,144円/月と少し高めですが、その分、通信速度の速さやセキュリティの高さは評価が高くなっています。また、日本版のAmazonプライム、Hulu、Parabiといった動画配信サービスに対応していないため、利用を考えている方は事前に認識をしておく必要があります。
「ExpressVPN」は、ランニングコストに制限のない方におすすめのVPNサービスです。

【ExpressVPNがおすすめの人】
•通信速度を重視する人
•セキュリティの高いVPNを利用したい人
•日本語で利用したい人

料金プラン 8.32ドル~12.95ドル(月額)
無料体験 有(30日間)
無サーバー数 3,000以上
ノーログポリシー あり
日本語対応
サポート体制 24時間
運営会社 Express VPN International Ltd
公式サイト ExpressVPN

 ProtonVPN(プロトンVPN)

引用:ProtonVPN

「ProtonVPN」はProton Technologiesというスイスの会社が運営しています。「ProtonVPN」の特徴は、無料版があることです。ただしサーバーの数は少なく、同時接続ができるデバイスの数も1台と限られています。VPNがどういったものかを知るためのお試しとしては使えるかもしれません。他に、軍事レベルの暗号化技術やキルスイッチ、スプリットトンネリングなどセキュリティの高さも特徴です。料金は有料プラン2年契約で月683円程度と、他のVPNサーバーよりも少し高めです。
「ProtonVPS」は安全に利用でき、無料版もあるので、初めて使う人の試用としておすすめです。30日間返金保証もついているので、有料版もぜひお試しください。

【ProtonVPNがおすすめの人】
•VPNを試しに利用してみたい人
•セキュリティの高いVPNを利用したい人

料金プラン 無料~7.99ドル(月額)
無料体験
無サーバー数 2,500以上
ノーログポリシー あり
日本語対応 ×
サポート体制 メールのみ
運営会社 ProtonAG
公式サイト ProtonVPN

インターネット利用制限が厳しい国でのVPN利用は注意が必要

そもそもVPNサービスとは

どこからでも安全にインターネットが利用できるVPNはほとんどの国で合法とされていて、特にアメリカやイギリスなどでは活発に使われています。しかし、一部の国ではインターネットの利用制限が厳しく、VPNの利用が違法となる場合もあるため注意が必要です。
たとえば中国やイランでは、政府に認可されたVPN以外は違法扱いです。またロシアや北朝鮮、イラク、オマーンではどのVPNも違法となるため使えません。ほかに、エジプトやトルコなど制限付きで合法としている国もあります。例に挙げた以外にもVPNに対して制限を設けている国があるので、渡航する際はしっかりと調べてからVPNを選びましょう。

VPNサービスを利用するメリット

VPNとは”Virtual Private Network”の略で、日本語に直訳すると「仮想専用線」という意味になります。専用線とは利用している企業専用の回線であり、セキュリティが高いことが特徴です。実際に物理的な専用回線を引くのではなく、共有のインターネット回線を仮想的に独立した専用回線であるかのように扱ったものをVPN接続と呼びます。VPNサービスとは、そういったVPN接続を提供するサービスのことです。

社内ネットワークで顧客データなど重要な情報のやり取りをするときに、公衆インターネットを使っていては情報が漏洩してしまう危険があります。その対策としてVPNサービスは導入されることが多いです。

例えば、誰でも使うことのできるフリーWi-Fiを利用する場合や複数の拠点間でデータのやり取りをしたい場合に、インターネット環境の安全を図る目的で活用されます。その他、日本では接続できないサービスや、規制の厳しい海外で日本のサービスを利用したい時などにVPNサービスは利用されることもあります。

VPNの基本や仕組みについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
≫VPN接続の基本を解説!暗号化の仕組みやメリット・デメリットを紹介

フリーWi-Fiを安全に利用できる

VPNサービスを利用することによって、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではVPNサービスを利用することのメリットを解説していきます。

  • フリーWi-Fiを安全に利用できる
  • 遠隔地からアクセスできる
  • 複数の拠点に対応している

遠隔地からアクセスできる

フリーWi-Fiを安全に利用するためには、VPNサービスを利用することが効果的です。フリーWi-Fiはホテルやカフェなどで利用できる便利なサービスですが、誰でも接続できることから、第三者による通信内容の盗み見や不正アクセスのリスクが存在します。しかし、VPNサービスを利用することで、フリーWi-Fiを安全かつセキュアに利用可能です。

具体的には、通信データを暗号化することでプライバシーを保護し、外部からの侵入や盗聴から身を守ることができます。つまり、VPNを利用すれば、フリーWi-Fiを利用しながらもセキュリティが確保された状態でインターネットを安全に利用することができるのです。

VPNを利用することで、フリーWi-Fiを利用していたとしても、クレジットカード情報やパスワードなどの個人データを送信する際にも安心して利用できます。また、VPNを使用することで匿名性が確保され、プライバシーが守られます。

複数の拠点に対応している

近年では、自宅や外出先など会社以外の遠隔地からインターネットを介して社内のネットワークに接続し、リモートで業務を行う機会も増えていると思います。VPNサービスを利用すれば社内のデータやシステムへの安全なアクセスが可能となり、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方が可能です。また、セキュリティ対策が整ったVPNを使用することで、インターネット上での通信が暗号化され、外部からの不正アクセスや盗聴から保護されます。

さらに、グローバルに展開している会社の場合、海外拠点からも社内ネットワークにアクセスできるため、チーム間のコミュニケーションやプロジェクトの協力が円滑に行えるでしょう。

VPNサービスを利用するデメリット

異なる地域にあるオフィスや支店など、複数の拠点同士のネットワークをVPNサービスで安全に接続することもできます。専用線を利用する場合、拠点ごとに個別の専用線を引く必要があります。しかし、専用線は設置に高いコストがかかり、管理やメンテナンスも複雑なため、多拠点を持つ企業にとっては負担となるでしょう。一方、VPNはインターネット上に仮想的なネットワークを構築するため、専用線よりも低コストで多拠点のネットワークを実現できます。

VPNの導入によってオフィスや支店間でファイルや情報を共有できるため、業務の効率性が向上します。また、リモートワーカーや出張者もVPNを利用することで、いつでもどこでも社内ネットワークに安全にアクセス可能です。

情報が漏洩する可能性がある

ここまでVPNサービスを利用するメリットを説明しましたが、少なからずデメリットも存在します。では、どのようなデメリットがあるのかを以下で解説します。

通信速度が遅くなる場合がある

VPNサービスを利用する際には、情報が漏洩する可能性があります。VPNは一般的にセキュリティを強化するためのツールですが、セキュリティレベルに差があり、安全性が低いサービスも存在します。その場合、マルウェアの侵入やサイバー攻撃などのリスクが存在するのです。

こうしたリスクを防止するためには、信頼性の高いVPNサービスを選択することが重要となります。セキュリティに特化したVPNプロバイダーや評判の良いサービスを選ぶことで、情報漏洩のリスクを軽減できます。また、VPNの設定や利用方法についての正しい知識を持つことも重要です。初期設定や接続方法に不慣れな場合は、適切なセキュリティ設定やプライバシー保護のための対策を行うために、専門家やサポートチームに相談することをおすすめします。

情報漏洩のリスクを最小限に抑えるためには、適切な対策を講じることが重要です。信頼性の高いVPNサービスの利用、適切なセキュリティ設定、従業員への教育と意識向上など、複数の対策を組み合わせることで、情報の漏洩リスクを最小限に抑えられます。

VPNに関するよくある質問

VPNサービスは公共のインターネットを経由しているため、ピークタイムや混雑時には通信速度が遅くなることがあります。昼時や夜など、多くの人が同時にインターネットを利用している時間帯には、ネットワーク帯域の制約によりVPN接続の速度が低下する可能性があるでしょう。

VPNサービスを選ぶ際には、高速な通信を提供するプロバイダーを選ぶことが重要です。信頼性のあるVPNプロバイダーや速度に関する情報を確認することで、通信速度の低下リスクを軽減できます。

さらに、通信速度の低下が発生しても業務への影響を最小限に抑えるためには、通信が混雑する時間帯を避けるようにスケジュールを調整することが考えられます。また、大容量のファイルの転送など、通信帯域を多く使用する作業は通信が安定している時間帯に行うようにすることも効果的です。

Q.VPNは安全なの?

Q.有料VPNと無料VPNの違いって?

VPNは一般的にセキュリティを強化するためのツールとして使用されているため、安全な通信環境を提供します。しかし、すべてのVPNサービスが同じレベルの安全性を保証しているわけではありません。以下に、VPNの安全性に関するポイントを解説します。

  • プロトコルの選択:VPNは異なるセキュリティプロトコルを使用して通信を暗号化します。一般的には、OpenVPNやIPsecなどのプロトコルが使用されます。これらのプロトコルは高いセキュリティレベルを提供していますが、安全性の高いプロトコルを選択することが重要です。
  • ログの取り扱い:VPNサービスはログの取り扱い方法について異なるポリシーを持っています。安全性を重視する場合は、ノーログポリシーを採用しているVPNサービスを選ぶことが望ましいです。
  • ソフトウェアのアップデートとセキュリティパッチ:VPNソフトウェアの開発元がセキュリティアップデートやパッチを定期的に提供しているかどうかも確認する必要があります。最新のセキュリティ対策が適用されているかを確認し、安全な環境を維持するためにソフトウェアをアップデートすることが重要です。

VPNを使用することで、プライバシー保護やセキュリティ強化のメリットが得られますが、製品によってセキュリティの強度が異なるため、上記の点を意識したうえで選定しましょう。

Q.有料VPNを海外で利用するならどれがおすすめ?

仮想の専用線を利用するVPNには、セキュリティの確保された環境で通信ができたり、海外から日本の動画サービスを観ることができたり、とさまざまなメリットがあります。ただし、有料VPNと無料VPNではセキュリティの高さや通信の安定性、対応する動画サービスなどに大きな差が出ることは否めません。
有料VPNは利用者から得た利用料をシステムの開発に充てられるため、高いセキュリティ水準や安定性が確保される上に、定期的なアップデートによってサイバー攻撃などの脅威にも備えられます。一方で無料VPNはユーザーから料金を徴収しない分、開発費や更新にかかる費用の捻出が難しいため、さまざまな面において水準の高さは期待できないでしょう。
とはいえ、使用料がネックで有料VPNの導入に踏み切れない人もいると思います。無料のシステムを使う際は、セキュリティレベルの高さやノーログポリシーの有無などを確認した上で、起こり得るリスクを把握しておくことが必要です。

まとめ

出張先など海外から利用できる有料VPNを選ぶにあたって、重要なポイントは主に以下の3つです。

  • コストパフォーマンス
  • セキュリティレベル
  • 対応しているサービスの種類

まずは、コストパフォーマンスです。短期利用であればどのVPNを選んでも大きな差はありませんが、数ヶ月~年単位で利用する場合は見逃せないチェックポイントになります。次に、セキュリティレベルの高さを確認しましょう。ノーログポリシーが明記されていると安心です。最後に、どの動画サービスに対応しているかも確認しておくと、いざ渡航した際に「希望していたサービスが視聴できない」と慌てる事態を防げます。

これらのポイントを踏まえておすすめできる有料VPNはNordVPN、RAKULINK、MillenVPNです。下表にそれぞれの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

有料VPN 特徴
NordVPN 自の機能による高いセキュリティやノーログポリシーで安全に通信が可能。速度も速く、品質が高い。
MillenVPN 安心安全の国内産で、月360円から使えるコストパフォーマンスの良さが魅力。
RAKULINK 簡単に設定可能で、視聴できるサービスが豊富。ノーログポリシーはないものの、最新の暗号化技術で高いセキュリティを実現している。

スクロールできます

まとめ

本記事では、これまでの内容を踏まえながら、おすすめのVPN9社を徹底比較しました。VPNサービスの選択は個人やビジネスにとって重要です。セキュリティ、プライバシー保護、通信速度、サポート体制など、さまざまな要素を考慮する必要があります。

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