2021.06.11

ビジネス

BYODをわかりやすく解説!メリット・デメリットや注意点をチェック!

新型コロナウイルスの影響でテレワークを実施する企業が増えていく中、「BYOD」という言葉を目にしたことはないでしょうか。今回は、テレワークや業務効率化に課題を抱える企業の方に、ぜひ知ってもらいたい「BYOD」のメリット・デメリットと、注意すべき点までしっかりと解説していきたいと思います。

BYOD(Bring Your Own Device)とは?

BYODとは「Bring Your Own Device」の略称で、従業員が個人で所有しているパソコン・タブレット・スマートフォンなどを業務上でも使用することを言います。最近では、業務上ではクラウドサービスを利用することが多く、会社所有の端末でしか業務ができないといったケースは少なくなってきています。こうした端末を問わずに業務が可能となりつつある状況も、BYODが取り入れやすくなってきている理由の一つだとも言えるでしょう。

新型コロナウイルスの影響から急務とされているテレワーク推進の動きから、改めて企業内でもBYODについて検討しているところも増えつつあると言えます。

BYODのメリット

ここからは、BYODを導入することのメリットについて詳しく解説していきたいと思います。

端末購入の初期費用の削減に

BYODでは従業員が個人で所有する端末を利用しますので、当然ながら端末の購入費は企業負担のものとはなりません。また、非常時などに急遽テレワークを行わなければならないといった状況下においても、BYODが可能な状態であればスムーズなテレワーク稼働も実現します。端末購入を従業員の数だけ行えばそれだけ費用も大きくなりますので、こうした初期費用の削減は企業側としては大きなメリットの一つだと言えます。

ただし注意しておきたいのは、従業員が使用しているパソコンが故障した場合などは、BYODによる業務は停止せざるを得ないということです。端末を従業員が再購入するとしても購入から利用までに時間がかかることもあります。こうした事態もあらかじめ想定しておき、その場合にはどういった対応をするかなどは、あらかじめ企業と従業員の間でしっかりとルール決めをしておく必要があるでしょう。

従業員が自分の好きな端末を利用できる

企業が従業員にパソコンなどを使用させる場合は、全員に一律で同じメーカー、同じスペックのパソコンを購入するといったことが一般的です。パフォーマンスの最大化を考えるのであれば、従業員一人ひとりの要望に合致したパソコンや端末を提供できれば良いですが、なかなか難しいというのも実情ではあるでしょう。

BYODであれば、従業員は好きな端末を利用することができます。さらに従業員は使い慣れた端末を利用できるため、企業側の初期教育といった負担もありません。こうした点も、BYODのメリットとして挙げられます。

シャドーITの抑止

従業員が会社の許可を得ることなく、外部サービスや私用端末を使って業務を行うことを「シャドーIT」と呼びます。こうしたシャドーITは会社の管理外となるため、万が一の情報漏えいなどの対策を講じづらく、セキュリティ面のリスクにも繋がってきます。
しかし、あらかじめルールを決めて運用をするBYODであれば、シャドーITの抑止が可能となります。

シャドーITについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
>>シャドーITを事例つきで解説!企業のリスクや対策方法もチェック

BYODのデメリット

BYODのメリットについて見ていきましたが、ここからは気になるデメリットの部分についても見ていきたいと思います。

セキュリティリスクは高くなる

BYODでは個人の端末を利用するために、使用場所やネットワークが特定の場所に限られません。また、業務使用中には問題がない場合でも、私的な利用を行っている際に端末が不正アクセスの被害に遭うといったことも想定できるでしょう。さらに、個人の端末を紛失した場合には情報漏えいといった危険性も高まります。こうしたことを踏まえると、BYODのセキュリティリスクは決して低くないものだと考えたほうが良いでしょう。

運用ルールの策定と徹底が求められる

BYODを実施する場合に、単純に私用端末の利用を許可するだけでは、上記のようなセキュリティリスクが高まります。こうしたリスクを防ぐためにも、企業側でしっかりと運用ルールを策定する必要があると言えるでしょう。もちろん、定めたルールを従業員に徹底させることも重要です。通常の社用端末を利用させるのと比較して、BYOD導入に際しこうした時間や考慮が必要な点はデメリットだと言えます。

従業員の公私の線引きがあいまいに

BYODのデメリットとして、私用端末であるがゆえに、公私の線引きがあいまいになるという点があります。たとえば業務時間が長くなってしまう、業務時間外の労働を誘発してしまうといったことが起きやすいようです。こうした事態が起きると、労務管理の問題にも繋がってきますので注意が必要です。
また、従業員のプライバシー保護の観点からも、公私の線引きをしっかり行う必要もあるでしょう。

BYOD導入時の注意点

ここからは、実際にBYODを導入する場合に踏まえておきたい注意点を紹介していきます。

運用ルール・ガイドラインをしっかり策定する

デメリットとしても記載しましたが、導入に際し運用のルール作りは重要です。たとえば、情報はどこまで保護するのかといった点から、業務利用時の端末使用場所の規定といった運用ポリシーを明確に定めておきましょう。また、フリーWi-Fiの使用可否なども、セキュリティ面に関連する箇所ですので、よく検討しておきたいところです。

MDMを使ってセキュリティ面の安全を確保する

BYODのデメリットであるセキュリティリスクの高まりを回避するには、MDM(モバイルデバイス管理)の導入もおすすめです。MDMを利用すると、運用ポリシーに合わせた設定を従業員の端末に一括設定することも可能なので、セキュリティ面の安全を確保することができます。端末の紛失時も遠隔ロックなどが可能になるため、個人情報漏えいといった点でも安心できます。
企業も従業員も安心してBYODできる環境を構築するためにも、MDMの導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は、テレワークの推進においても需要の高まるBYODについて詳しく見ていきました。メリットもありますが、実際にBYODを導入するのであればセキュリティ対策は必須です。今回ご紹介した注意すべき点もふまえて、安心できる環境でのBYODを実現していきましょう。