2021.08.20

初級

MCMって?できることやMAMとの違いをチェック

スマートフォンやタブレットなどの普及により、ここ数年で企業におけるモバイルデバイスの利用は一気に高まりをみせています。

しかし一方で、モバイルデバイスをビジネスで活用する現場では、いかにカンタンに企業コンテンツへアクセスできるかといったことや、データを閲覧する際の情報提供形態や、セキュリティ対策におけるコンテンツの細かい管理も求められるようになってきています。

そのような場合に便利なのが、モバイルデバイス内のデータを管理できる「MCM(モバイルコンテンツ管理)」の存在です。

今回は、MCMについて理解を深めるために、その意味や機能、また類似の言葉とされる「MAM」との違いを分かりやすく解説していきます。

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MCM(モバイルコンテンツ管理)とは

MCM(Mobile Contents Management、以下MCM)は、モバイルコンテンツ管理のことで、名称のとおりスマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスで利用するコンテンツを管理するシステムです。MCMを活用することで、業務で利用する文書・画像・動画・音声などのコンテンツにセキュアかつ効率的にアクセスすることが可能となります。

最近ではテレワークの浸透により、企業において会社支給のスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを業務に利用するケースや、個人所有の端末を業務に使用するBYOD※を利用する機会も増えています。そしてそのほとんどでは、業務でメール機能やクラウドサービスなどを利用していることでしょう。

たとえば、社内報やワークフロー、契約書のひな型などのコンテンツの保存場所は、Googleが提供するGoogle Drive内に格納していたり、顧客リストといった重要な機密文書などは、ファイルサーバーやMicrosoftのSharePoint内などに保存しているケースも多いかと思われます。
このような状況下において、企業では従業員が時間や場所を問わず、社内で共有しているコンテンツにいかにスムーズかつ安全にアクセスできるかといった対応が必要となります。

MCMを利用すると、モバイルデバイスの環境下において、コンテンツ登録をはじめ、編集・配信・アクセス権限管理・閲覧期限の設定などが行えるため、従業員は社外でも安心してコンテンツを活用することが可能となります。

このように、企業へMCMを導入することで、従業員が安全に業務が進められるような環境を構築し、社内コンテンツへの安全なアクセスを実現することができます。

※BYOD=Bring Your Own Device。個人が所有しているデバイスを業務で利用すること

BYODについて、詳しく知りたい方は、以下の記事もおススメです。
≫BYODをわかりやすく解説!メリット・デメリットや注意点をチェック!

MCM(モバイルコンテンツ管理)の機能

つづいては、MCMを利用すると具体的にどのようなことができるのか、機能についてみていきましょう。

業務で利用するコンテンツの管理

MCMの代表的な機能として、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを業務で利用するコンテンツの管理が挙げられます。

MCMを利用することで、仕事で必要となる営業資料や会議資料といった書類・画像などをクラウド上で集中管理することができます。さらに、カンタンな操作で一括配信することも可能となるので、ブレットやスマートフォンで効率的なコンテンツ管理が可能となります。

コンテンツデータの閲覧や編集、権限の管理

MCMには、特定のコンテンツに対するアクセス権限を管理したり、コンテンツを利用するときに機能を制限する機能といったコンテンツデータの閲覧や権限の管理機能が搭載されています。

たとえば、社内に配信する営業向けの商材資料やトークスクリプトといったデータを外出先から閲覧する場合、会社貸与のパソコンを起動し、VPN接続を行った上で社内のファイルサーバへアクセスすることが一般的でしょう。しかし、確認のためだけにパソコンを起動するのはとても手間がかかり、非効率となってしまいます。

MCMであれば、社内のコンテンツを許可された範囲で外出先からモバイルデバイスを用いて閲覧できるよう設定が可能となるため、作業の効率化を図ることができます。
さらに、コンテンツによっても、全社共有なのか一部のグループのみに共有するものなのかセキュリティレベルに合わせて、管理者側でコンテンツのアクセス権を変更することなども可能です。

MCM製品によっては、モバイルデバイスを利用する従業員などが特定コンテンツの利用をした際のログを記録して、分析する機能が搭載されているものもあります。

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MCMとMAMの違い

ここまでは、MCMの概要や機能などについて解説してきました。では、MCMと似ているようで区別しづらいMAMとの違いは、どのようなことが挙げられるのでしょうか。それぞれの特徴は以下のとおりです。

MCM(モバイルコンテンツ管理):モバイルデバイスで利用する文書や画像などのコンテンツを管理するシステム。社内コンテンツへのアクセス・機能制限などが可能。

MAM(モバイルアプリケーション管理):モバイルデバイスで利用するアプリ・データを管理するシステム。アプリのアクセス制限・遠隔消去なども可能。

2つの違いは、管理の対象がコンテンツかアプリ・データかという点になりますが、モバイルデバイスにおけるセキュリティを確立するという点においては、目的が共通しています。なお、BYODを採用しているケースでは、MCMと同様にMAMは欠かせない手段と言えるでしょう。

MAMの特徴や機能、MDMとの違いについて知りたい方は、こちらの記事をチェック!
≫MAMって?意味やMDMとの機能性の違いを解説

まとめ

今回は、MCM(モバイルコンテンツ管理)の意味や機能、MAMとの違いについて分かりやすく解説してきました。

テレワークにおけるデバイスの活用方法として、MCMは営業資料や会議資料などの企業コンテンツに安全で効率的にアクセスできるシステムです。

テレワークの導入を本格的に検討している経営者や、効率的なデバイスの活用についてお悩みのIT管理者・情報システム部門の担当者の方は、ぜひこのようなシステムを導入して運用を行っていきましょう。