従来はAndroid端末メーカーによって制御する仕組みが異なり、端末ごとに同じポリシーが適用できませんでした。
Android Enterpriseは、OSに対して制御できる項目が拡張され、メーカーに左右されず細かな制御が可能となりました。

端末にアプリを配布する際、今まではGoogleアカウントの取得が必要でした。端末にアプリを配布するためだけのアカウント取得は取得の手間とアカウント管理の負担となります。

Android Enterpriseは、個々の端末用にGoogleアカウント取得しなくても、アプリの配布をすることが可能です。
端末には設定時にランダムな文字列のアカウントが付与されます。

※ すでにGsuiteなどで企業アカウントをお持ちの場合もAndroid Enterpriseはご利用できます。

ホワイトリスト形式で管理者が選定（許可）したアプリのみGoogle Playストアに表示されます。管理者が意図しないアプリや業務に関係がないアプリのインストールを制限させることが可能です。
利用者による手動インストール、または管理者からmobiconnect経由で配信することが可能です。

※ 提供元不明のアプリのインストールについては、Android Enterpriseで登録された端末はデフォルトで制限されます。

アプリの初期利用時には、「権限を許可しますか？」とユーザーにメッセージが表示され、承認を求められます。
法人利用では、ユーザーが判断することを負荷に感じたり、混乱を招くことがほとんどです。
あらかじめ「許可」「許可しない」など会社ポリシーを規定して自動適用できますので、利用者に判断は不要。管理者側も安心してアプリを運用できます。

※ 提供元不明のアプリのインストールについては、Android Enterpriseで登録された端末はデフォルトで制限されます