全国を飛び回るiPhoneを本社からコントロール。簡単な操作によって1人で運用&引き継ぎも可能に!

Axvircle株式会社

業種
小売
導入規模
50台以上
OS
iOS / Android

mobiconnectで実現したこと

  1. Point01

    初めてのMDMでも1人で運用が可能。引き継ぎもスムーズに!

  2. Point02

    全国にいるメンバーの端末を遠隔で管理し、アプリのインストール制限も実現

  3. Point03

    デバイスを紛失した時も慌てることなくロック&位置情報を確認

目次:

金やプラチナ、宝石などの買い取りを専門とするAxvircle(アクスバークル)株式会社。グループのホールディングス化にあたり、従業員に貸与するデバイスの設定やインストールするアプリをまとめて管理しようと「mobiconnect(モビコネクト)」の利用を決めました。「初めてのMDM(モバイルデバイス管理)でしたが、導入から運用、引き継ぎまで、ほとんど1人で担当できました」と話す管理部人事課の鬼澤愛実様に、どのように案件を進めたのかうかがいました。

独自の海外販路や最先端の機器を駆使して、「価値を循環」させています

宝飾品を中心に買い取りを行うAxvircle株式会社。個人でも法人でも対応可能で、海外に独自の販路があるため顧客に好条件を提示できるのが強みです。まずは会社概要や事業内容をうかがいました。

鬼澤 氏

―弊社は2024年5月にホールディングス化しAxvircle株式会社として新たなスタートを切りました。企業ロゴは「A」「x」「v」を用いて無限を意味する「∞」の記号を表し、社名にはリサイクルという言葉を引用して「価値ある動産を循環させよう」との思いを込めています。

また、以前の母体である株式会社Flawless(フローレス)と、もう一つの系列である株式会社KISEKI ANTIQUE(キセキアンティーク)は子会社化しました。前者は法人向けの買い取りに特化し、後者は個人のお客さまを対象として「貴石アンティーク」の名で事業を展開しています。

強みはやはりBtoBとBtoCを両看板に掲げ、独自の海外販路を持っていることでしょう。そのため他社には真似できないような高レートを実現でき、さらに宝飾品を素材ごとに分解して出荷できる点も好条件を提示できる大きな理由です。

もう1つの大きな特色としては、各研究機関でも用いられる蛍光X線分析装置を導入していること。一般の鑑定士では識別が難しい巧妙なメッキも見抜いて損失を防ぐ他、ダイヤモンドが天然か人工かを見分ける機械の設置など、お客様に安心を届けられるよう最新の技術をそろえています。

環境整備に難航し、不安な日々……すべて「mobiconnect」で解消しました!

顧客とのコミュニケーションがより円滑になるよう、約3年前から全国を飛び回る鑑定士にiPhoneを貸与しはじめました。ところが、管理のルールが曖昧だったため当初の運用には苦労もあったそう。改めてリスクを確認するとともに「mobiconnect」で使い方のルールを統一されたそうです。

鬼澤 氏

―今回「mobiconnect」を導入したのは、買い取り業務で全国を飛び回る「貴石アンティーク」の鑑定士が使う、およそ25台ずつのiPhoneとAndroidタブレットです。

ちなみに以前はノートパソコンを渡していましたが、弊社代表の「従業員の端末にはシンプルな機能や操作性が必要だ」という考えもありタブレットに切り替えました。出張が続く彼らのフットワークを軽くする意味でもベストな選択だったと感じます。

iPhoneの方は、主に鑑定士とお客さまとの連絡用に使われています。LINE経由で買い取りの会話が交わされることも多く、気軽で密なコミュニケーションを築くのに重宝していますね。

しかし、iPhoneを導入した当初は使い方に関する細かいルールが存在せず、使用上のトラブルや紛失が気掛かりでした。実際にヒヤリとするようなこともあり、端末にはお客さまの個人情報も入っているため、リスク管理が不十分なことに不安を感じていました。

そんな折、外部顧問からMDMについて教えてもらいました。会社が全ての端末をコントロールできるツールであり、その中でも当社には「mobiconnect」が合うだろうとアドバイスがあったんです。彼女は複数の企業で管理部門をマネジメントした経験があり、ITで組織をまとめることに長けています。社長の信頼も厚く、さっそくインヴェンティットとの打ち合わせを設けました。

そういった経緯もありましたが、良心的な料金プランや誰もが使える直感的な操作性なども後押しになったようです。私も使用した際、初めてなのに利用場面のイメージがすぐ湧いてきて驚いたのを覚えています。他のMDMも検討しましたが、「mobiconnect」なら端末管理を誰が担うことになっても大丈夫だと確信しました。

とはいえ、いざ導入を前にすると不安もありました。他の業務も多くある中、新しいシステムであるMDMを理解し、25台ものiPhoneを管理できるのか未知数でしたから。

しかし、インヴェンティットの担当者の丁寧な対応に安心感を得ることができました。「iPhoneの利用方針をどうするのか」「アプリの自由なインストールを防ぎつつ必要なものを一括で入れるには」「紛失時の対応は」など、一つずつ一緒にクリアしていくことができたんです。

連絡もこまめに届く上、オンライン相談室では専門知識を持つスタッフが対応してくれます。弊社は「サービス内容や料金よりも、誠実な担当者がいる企業との契約を優先しよう」という考えが強いのですが、選択は正しかったと確信しています。より簡単な疑問は24時間・365日いつでも答えてくれるチャットボットの「AIモビちゃん」に投げかけていますね。

操作が簡単でうれしい! 引き継ぎがスムーズで後任も安心

「mobiconnect」の導入で属人的かつ手作業だったデバイス管理が半自動化。わずか3カ月で他の社員も運用できるようになり、鬼澤さんは実務を引き継いでホールディングス化に伴うコーポレート業務に専念するようになります。

鬼澤 氏

―「mobiconnect」の導入により、まず従来のようにExcelを使った手作業の管理方法が変わりました。貸与したデバイスが画面に一覧で表示され、使用者、シリアル番号、位置情報なども簡単にわかるようになったんです。以前は知らない間に機器が入れ替わっているようなケースもありましたが、もはや全ての状況を把握できるので安心。サポートサイトも充実しているため、わざわざマニュアルを作る必要もありません。

現在は運用を後輩に引き継いでいますが、導入の決め手である「誰もが使える直観的な操作性」や、初心者にも優しいサポート体制のおかげでスムーズです。また、システム画面や操作方法を見た「貴石アンティーク」のメンバーが管理業務を引き受けてくれて。「鬼澤さんはコーポレート業務に注力してください」と、力強い言葉をもらえてうれしかったです。2人ともITに詳しいわけではなく、引き継いで3か月足らずですが、今では自分なりの運用方法を意見するまでに成長しています。

こうしてiPhoneを一斉に制御できるようになり、鑑定士もアップデートやアプリのインストールに時間を割くことがなくなりました。誤って不要なアプリがインストールされることもなく、安心安全です。定年後に再雇用したベテランもいるのですが、細かく複雑な作業が不要になり助かっていると聞いています。

端末のセキュリティも大幅に強化され、つい先日もiPhoneが見当たらないと連絡を受けましたが、遠隔でロックした上で位置情報を確認したところ本人の自宅にあるのわかりました。離れていても慌てることなく、手順に従い落ち着いて対処できています。

デジタルとフィジカルを兼ね備え、業界を牽引する存在に

従業員が心穏やかに働けることが顧客の満足度につながると鬼澤さん。一歩先を行った福利厚生を用意するとともに、準備中の新オフィスにはデジタルな環境を整備しています。また、1人でプロジェクトを遂行できた大きな理由は「外部に心強い味方を作る」とのこと。

鬼澤 氏

―私たちはお客さまと真摯に向き合い、安心して頼れる会社を全員で目指しています。そうあるためには従業員が心豊かに活躍できる場を提供することが大切です。その一環として、奨学金の返済を肩代わりする制度など、福利厚生の拡充にも力を入れています。

産休や育休を男性従業員のほうが取得しているのも当グループらしい特長ですね。人々が充実した日々を過ごせる社会になるよう、まずは社内から幸福度を上げていく。それが企業として、そして業界を引っ張っていく存在として果たすべき社会的責務だと考えています。

現時点で「mobiconnect」を入れたのは「貴石アンティーク」のデバイスのみですが、今後グループの全従業員にスマホを貸与する予定です。ホールディングス化を皮切りに組織の拡大を目指す中、適切な端末管理はますます重要になるでしょう。

移転したばかりの新オフィスも各所にデジタルを取り入れ、代表いわく「近未来的な働き方」が加速しそうです。フリーアドレス、ペーパーレス、無人の受付、どこでもオンライン会議が開ける環境など「パソコンの中に会社がある」というイメージで、弊社の新たな顔になってくれると思います。

細部まで考え抜かれた新オフィスは圧巻のデザイン

アナログな慣習を変えるのは勇気が必要です。特に1人で情報システムやDX化に相対していると、どこから取り組めばいいのか、そもそもどういった視点やルールが必要なのかに迷い、途方に暮れることもあります。専門の部署ではないなら、なおさらそうでしょう。

しかし、当初はMDMの役割さえ知らなかった私も、こうして導入から運用まで遂行することができました。その過程の中で、やはりインヴェンティットとの出合いは重要だったと感じます。「mobiconnect」の利用者に寄りそったシステムやマニュアル、そして顧客視点で提案・サポートをしてくれる担当者は、私にとって心強い味方でした。そして、そういった存在は会社にとっても大きな利益となります。

改めて、MDMは私たちの業界に必要不可欠です。買い取りは催事型、フランチャイズを含む店舗型、出張型の3形態がメインで、全国どこでも業務を遂行します。本拠地から離れた場所にあるデバイスも常にベストな状態に保て、操作もしやすい「mobiconnect」はそういった働き方にマッチしますし、非常に頼もしいパートナーのような存在だと感じています。

左:インヴェンティット 大津/右:鬼澤様

( 取材日:2024年9月)


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