会社の成長を支える業務をデジタル化し、さらなる“ミギナナメウエ”を目指す

株式会社ミギナナメウエ

業種
人材サービス
導入規模
100台以上
OS
iOS / macOS

mobiconnectで実現したこと

  1. Point01

    誰にどのデバイスを貸与したのか。リストへの手入力からMDMによる一括管理へ

  2. Point02

    新メンバーを迎える時も、ほぼ作業ゼロで設定済みのMacBookやiPhoneを渡せる!

  3. Point03

    「個人でアプリを入れられない」や「紛失時には端末を遠隔ロック」でセキュリティを強化

目次:

企業の採用業務を代行する「即戦力RPO」と第二新卒層の転職支援を行う「よりそい転職」などのサービスを展開する株式会社ミギナナメウエ(以下、ミギナナメウエ)。「ベストベンチャー100」にも選ばれ、業績も好調な同社には、活躍の場を求めて次々と新メンバーが入社しています。併せて社内のデバイスも急増し、手作業では管理リストの作成や初期設定が間に合わなくなったため「mobiconnect(モビコネクト)」を採用することに。「工数を減らせて本来の業務に注力できるようになった」と話すコーポレートチーム責任者の渥美絵斗(あつみかいと)様に、導入メリットなどを伺います。

企業の採用代行も若者の転職支援も。「本質的な価値の追求」で業界を生き抜く

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けるミギナナメウエ。まずは2枚看板のサービス「即戦力RPO」と「よりそい転職」を中心に、設立の経緯や社名に込められた思いなどをお聞きしました。

渥美 氏

―弊社のはじまりは、2018年に設立したPR会社です。お客さまの製品やサービスを広く伝えるため注目度の高いイベントなどを実施して、メディアに取り上げてもらうことを得意としていました。特に企画力が強みで、例えばITコンサルタント会社のお客さまと開催した「良いこと言ったら即退場! 性格悪い人限定飲み会」。こちらは、「とにかくイベント中は悪態をつくこと」という尖った内容でしたが、参加人数を大きく上回る応募が集まり、大きな反響を呼びました。

こういったイベント運営を続けていく中で、毎回のように参加するファンが現れることに気づきました。その縁が結果的に、主催者であるお客さまの採用につながることも多々あり。コロナ禍を迎えイベントの受注がだんだんと難しくなりましたが、イベント企画を通じて得た人と企業をつなぐ経験を生かし、人材ビジネスにシフトすることになったんです。新たな分野での挑戦でしたが、長所である企画力を存分に生かしていけていると感じます。

なお、現社名のミギナナメウエには2020年に変更しました。「想像のミギナナメウエをいく」というコンセプトのもと、すぐに私たちを覚えてもられるよう企業ロゴをはじめホームページなど、さまざまなデザインに“ミギナナメウエ”に向かっていくようなイメージを反映させています。

そして現在は、採用コンサルティングと転職支援の2事業を柱としています。前者には人事の仕事を一括で引き受ける「即戦力RPO」というサービスがあり、担当者を1人雇用するよりも低コストだと評判です。人材獲得競争が激化する中「どの求人媒体を使うべきか」「どんな人材をターゲットにするべきか」と具体的に提案でき、スタートアップから上場企業まで累計330社以上に導入いただいています。

一方、転職支援のサービス「よりそい転職」では、主に20代の方のキャリアチェンジやキャリアアップを応援しています。一般的なエージェントは1、2回の面談で企業エントリーを勧めますが、弊社では平均7回、多ければ10回以上も会って若い求職者さまの「何がしたいのか」を深掘りしていきます。新しいチャレンジはもちろん後押ししますが、「まずはこの会社で労務の知識と対人スキルを育み、経験を武器に人事部を目指しましょう」というような、長期的な案を提示することも多いですね。採用面接の練習も本人に自信がつくまで繰り返すなど、一人一人に寄り添って親身に支えます。

こうした甲斐もあってか求職者さまの転職後の離職率は低く、反比例するように弊社サービスへの満足度はとても高いです。転職された方が再びキャリアアップを目指して連絡をくれることも少なくありません。

人に相対する仕事だからこそ、欠かせないのは「本質的な価値の追求」です。だからこそ社内研修を充実させ、メンバーが目先の売り上げよりも大切なことを意識できるよう努めています。利益は確かに重要ですが、長い目で見ると、そういった姿勢のほうが業界を勝ち抜けると考えています。

おかげさまで、2023年から2年連続で「ベストベンチャー100」に選出されました。YouTubeなどで自社の魅力を継続して発信していることもあってか、求人に対し多くの応募をいただいております。現在は毎月200名以上の応募があり、2〜4人の新メンバーが入社しています。

続々とメンバーを迎えデバイスの数も急増。人間による管理では限界に

世間の人手不足を感じさせないほど、次々と新しい社員を迎えている同社。貸与するデバイスの数も急増し、手作業でアプリ等を設定していた渥美氏の負担が大きくなっていきました。他の業務に支障が出ることを避けるため、新しい管理方法を探す中で出合ったのがMDM(モバイルデバイス管理)です。

渥美 氏

―「mobiconnect」を導入する前はGoogleのスプレッドシートで各デバイスを管理していました。メンバーが増えるたびに追加で貸与した社員の名前と端末のシリアルナンバーを手入力し、機種を交換した際も同様に対応していました。

もちろん退職者が出たらデバイスのデータを消去しなければなりません。創業期こそ私だけでも十分に間に合いましたが、特にこの1年で社員数が急速に増加し、手作業による管理では限界を感じるようになりました。

また、弊社ではソフトやアプリケーションをインストールする際に申請が必要であり、各自のリクエストに応えるのもなかなか労力が必要で。特に新メンバーが加わる際には、貸与する端末を社内ネットワークにアクセスできるよう設定したり、全社員が使うツールを事前に入れておいたりと、入社初日からの研修や業務に支障が出ないよう準備するのが大変でした。

しかも私は財務、経理、労務といったコーポレート業務全般を統括しており、情シス(情報システム)の専任ではありません。メインの業務が圧迫されはじめたこともあり、会社としても管理の仕組みの見直しが不可欠との判断に至りました。

とはいえ、当時は課題解決のために何をすべきか分からず、自らインターネットで調べることからスタート。そしてMDMの存在を知り、提供する各社の資料を取り寄せる中で「mobiconnect」にたどり着いたんです。

導入の決め手は何よりも「Appleの各製品と相性がいい」からですね。私を含む幹部陣は全員MacやiPhoneを愛用し、信頼を寄せていたのでデバイスを変えるつもりはありませんでした。入社してくるメンバーの中にも「Macの環境で仕事ができる」「iPhoneを使える」という点を魅力と感じる人もいるので、スムーズに使える環境は1つのアピールポイントにもなります。

ちなみに各デバイスは「即戦力RPO」「よりそい転職」の両サービスにおいて、主に求職者さまとの面談に活用しています。基本はオンラインなので、端末は必須。現時点で「mobiconnect」はMacBook Air M1とiPhone SEの各50台に導入しており、今やなくてはならない存在です。

導入当初は不安もありました。そもそもMDMは弊社にとって未知のシステムなので、「課題を解決するためにはどう運用すればいいのか」「システムについてメンバーにうまく説明できるだろうか」といろいろ疑問が浮かんでしまって。

でもそんな迷いを解消してくれたのが、「mobiconnect」のオプションである「オンボーディングサービス」です。デバイスやアプリ、インターネットなどの利用方針(ポリシー)を決めるトレーニングで、約3時間にわたってじっくりと方向性を定められたのは大きな収穫でしたね。最初に方針を明確化できたため、その後のトラブルも少なく、初期投資を惜しまずよかったと思っています。

Apple製品との相性の良さから「mobiconnect」を選択。後押しになったのは導入事例!

経営陣がApple製品を愛用していることもあり、相性の良さから「mobiconnect」でのデバイス管理を選択。「個人でアプリをインストールできない」「ウェブ検索にはGoogle Chromeを使用」など、最初に明確なルールを決めてうまく運用できています。なお、検討に際し他社の導入事例も参考にしたと言います。

渥美 氏

―先ほどお話しした通り、私たちはApple製品との親和性を考えて「mobiconnect」を選びました。この条件で絞り込むと有効なMDMはだいぶしぼられましたね。

それに加えて、インヴェンティットに惹かれた理由は「mobiconnect」サイト内にある導入事例の記事です。特に、株式会社はとバスの記事はMDMに詳しくない少数の担当者でデバイスを管理していることに共感したのを覚えています。「きっと弊社や私にも優しいサービスだろう」と、導入を後押しされました。さっそく問い合わせすると、予想通りとにかく対応が丁寧で。弊社の課題解決につながる特長を分かりやすく教えてくれました。

最初にコンタクトを取ったのが2023年7月で、なんと使用開始はその翌月。かなりのスピード感ですが、すでにMacBookを調達済みだったこともあり、「早くメンバーに使ってほしい」という私の思いに応えてくれました。実際にインヴェンティットの担当者もスムーズな仕事ぶりが印象的です。

現在も新メンバーを迎えるたびにライセンスの追加発行を依頼していますが、わずか2、3日で完結します。急成長中の弊社では締め切りの短いお願いになりがちですが、それでも快く引き受けてくれますね。質問に対しても迅速に回答をいただけます。

もちろん製品についても大変満足しています。弊社はアプリを自由にインストールできないよう、各デバイスにはApp Storeを表示させていません。MDMの導入にあたって事前に各事業部が必要とするツールをヒアリングし、必要なアプリを「mobiconnect」で一斉にインストールしたのですが、完了したときはあまりの楽さに感動しましたね。

デバイスを紛失した際に、すぐ遠隔ロックできるのも安心です。私はこの機能をテストしたことがありますが、本当に端末が動作しなくなり、情報漏洩のリスクを減らすためにも不可欠だと実感しました。

コーポレートの価値向上のため、さらなるDX推進とセキュリティ強化を

セキュリティ強化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を軸に、今後もコーポレート業務が企業価値の向上につながるよう注力したいと渥美氏。メンバー増が予測できている会社は、早めにMDMの導入を検討するよう勧めます。

渥美 氏

―弊社は「日本を代表する会社になる」というビジョンを掲げています。実現のためには、やはり「本質的な価値の追求」を徹底しつつ、会社やサービスの規模をいかに拡大できるかがポイントです。メンバー一人一人が自分の仕事に誇りを持ち、友人や家族に胸を張って「ミギナナメウエで働いている」と話せる会社にしたいですね。

情報システムの観点からは、特にセキュリティの強化に注力するつもりです。かつては大手企業がハッキングなどの被害に遭っていましたが、最近では犯罪がビジネス化しており、企業の規模を問わず脅迫のリスクが高まっている気がします。

弊社も例外ではなく、従業員数が増えるにつれてデバイスのウイルス感染や紛失の可能性が高まります。すでに求職者さまの個人情報を守るためクラウドでの操作を義務付けていますが、今後も経営陣を巻き込みながら管理体制を見直していくつもりです。

また、個人的には担当部署のDXをさらに推進していきたいなと。コーポレート業務はルーティン化しがちですが、一方で企業価値を高めるという重要な使命を負っています。だからこそ正確性とスピード感を両立させながら取り組むことが重要で、必要な仕組みやツールの情報は常に収集しています。 インヴェンティットにはMDMの環境を実現してくれて感謝しています。情報管理の方法ひとつで社運が大きく変わる時代、これからもさまざまなリスクから弊社を守り、業務負担を軽減してもらいたいです。

( 取材日:2024年9月)


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