産業界の羅針盤を支えるICT基盤。日刊工業新聞社が目指す「意識させないDX」とは

株式会社日刊工業新聞社

業種
IT・情報通信
導入規模
500台以上
OS
Windows

mobiconnectで実現したこと

  1. Point01

    PCの状態を即座に把握・操作できる管理の実現

  2. Point02

    現場に負担をかけない、直感的で安定した運用

  3. Point03

    資産管理とセキュリティを両立する、安心の管理基盤

目次:

110年以上にわたり、日本のものづくりと産業界に寄り添い続けてきた日刊工業新聞社。産業総合紙として確かな情報を届ける一方で、自社の業務においてもICTを活用し、変化する時代に対応してきました。

同社が大切にしてきた理念やICTへの考え方、そして端末管理・セキュリティ基盤として導入した「mobiconnect」の活用を通じて見えてきた「無理のないDX」のあり方について、経営管理本部の清水啓太様、北嶋将宗様にお話をうかがいました。

現場に寄りそう、産業界の羅針盤

1915年の創刊以来、110年以上にわたり日本の産業界と向き合い続けてきた日刊工業新聞社。同社の変わらぬ思いについて、常務取締役の竹本祐介様にお言葉をいただきました。

110年前に弊誌主幹を務めた近藤義太郎は、ものづくり立国・科学技術立国の実現に寄与し、中小企業を含めた産業全体の発展を支えるという思いをもとに前身となる「鉄世界」を創刊をいたしました。この理念は現在も変わらず、同社の報道姿勢や事業活動の根幹となっています。

弊社は、日本で唯一の産業総合紙として、大企業から中堅・中小企業まで幅広い企業を取材対象としています。製造業をはじめとする産業界の動向に加え、行政、大学・研究機関、金融機関など、幅広い分野の情報を正確に届けることで、読者の課題解決や経営上の判断に役立ててもらうことを目指してきました。単なるニュースの伝達ではなく、企業の課題や背景を丁寧に伝えることで、「産業界の羅針盤」として読者の意思決定や事業判断を支える役割を担っています。

非常時も冷静に管理できる安心感

変化を続ける産業界の中で、常に現場に寄りそってきた日刊工業新聞社。企業規模や地域に関わらず、ものづくりに携わる人々の声を丁寧にすくい上げ、社会に届ける。その積み重ねこそが、同社が「産業界の羅針盤」として信頼され続けてきた理由といえます。

その信念を胸に会社が一丸となって動いていくためには、編集・営業・管理といった多様な業務を支えるICT端末が不可欠です。記者や営業担当の方が社外で活動する機会も多く、端末は「業務を行うための前提」として管理・運用されてきました。

清水 氏
―全社でPCは約690台あり、現在はほぼすべてノートPCで運用しています。以前はデスクトップも混在していましたが、働き方の変化もあり、持ち運びを前提とした形に切り替えてきました。一方で、端末数の増加と拠点の分散により、管理面での課題が徐々に顕在化してきたんです。

以前はExcelで台帳管理をしていましたが、返却されたはずの端末が台帳上では残っていたり、実際に使っている人と登録情報が違っていたりと、どうしてもズレが出てきてしまっていました。拠点が多いので、その状態で実態を正確に把握するのも難しく、資産管理の精度向上とセキュリティ強化を同時に実現できる仕組みの検討を始めたんです。

検討を進める中で前提としていたのは、クラウド運用ができること。加えて、管理部門の負担を過度に増やさないことも肝要です。限られた人数で全社の端末を管理するためには、操作が複雑すぎず、実運用に耐えることが求められていました。管理のために管理者の工数が増えてしまっては意味がありません。何かあった時に確実に対応できて、普段は意識せずに使える仕組みを探して、出合ったのが「SS1クラウド」と「mobiconnect」です。

北嶋 氏

―PCの更新タイミングに合わせ、新しい端末にはあらかじめ管理環境を構築した状態で配布し、既存端末にも順次導入を進めていきました。組織なので、年齢層もICTリテラシーも幅があります。新しい仕組みを入れたことで現場が混乱するのは避けたかったのですが、「mobiconnect」は操作がわかりやすく、導入時に大きな問題は起きませんでした。

導入前には、監視されているのではないかという不安の声や、端末の動作が重くなることへの懸念もありました。しかし、実際の運用ではパフォーマンスへの影響はほとんどなく、業務に支障が出るケースも見られていません。管理している側としても、安心して運用できています。

現在は、「SS1クラウド」との連携により、OSやソフトウェアのバージョン情報を即座に把握できるようになりました。特にWindows 10のサポート終了対応では、対象端末を迅速に抽出できたと感じます。Excelで管理していた頃と比べると、状況把握の精度とスピードは大きく変わりました。また、遠隔ですぐにロックや初期化ができるので、もしものときも即座に対応できるという安心感がありますね。

清水 氏

―社員がICTを意識せず、本来の業務に集中できる環境づくりがスムーズな運用にはとても大切です。ICTは単なる業務効率化の手段ではなく、報道の質を支える基盤。資産管理とセキュリティを同時に強化しつつ、社員がスムーズな運用環境を整えること。「mobiconnect」は、そのための基盤としてICT運用を支えてくれています。

110年以上にわたり、産業界の現場に寄り添い、正確な情報を届けることを使命としてきた日刊工業新聞社。その姿勢は、日々の業務を支えるICTの考え方にも表れています。現場が業務に集中できること、情報発信を止めないことが、結果として同社の理念を支える基盤となっているのです。

日常では管理やセキュリティを強く意識させず、必要なときに機能する。その考え方は、創刊以来大切にしてきた「産業界の羅針盤」としての役割とも重なります。

「mobiconnect」は、そうした運用方針のもとで、端末管理・セキュリティの基盤として活用されています。現場の業務を止めることなく、「もしものとき」は素早く守る。「mobiconnect」は、日刊工業新聞社が大切にされている理念と共に、これからも日々の業務を裏側から支えていきます。

( 取材日:2025年12月)


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