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「mobiconnect」が自律します。教育DXを加速する「宣言型デバイス管理」をリリース
〜「mobiconnect」最新バージョンで、新しいデバイス管理のカタチを目指します~
インヴェンティット株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木敦仁、以下インヴェンティット)は、2月24日にMDMソリューション「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.18)をリリースしました。また、本バージョンで、「宣言型デバイス管理(Declarative Device Management)」が実装されたことについてご報告いたします。これにより教育現場・企業問わず、より柔軟かつ効率的な設定が実現し、従来の管理手法に比べて迅速な運用が可能となります。
併せて、今回のアップデートで、「ロック画面のメッセージ設定」やUIバージョン3における「『最近のジョブ』画面の追加」および「グループ設定のCSV出力機能を追加」も行っております。3月18日にアップデートの詳細をご紹介しますので、ぜひご期待ください。

<背景>
ネットワーク状況による学習環境の課題

「GIGAスクール構想(※2)」が始まって6年。端末が生徒1人1人に行き渡り、これからさらにICT教育は加速していきます。しかし、デジタル学習をスムーズに行うためのネットワーク整備について、国の指定する水準を満たしている学校は現状2割程度にとどまっているとのこと。地域格差も広がっており、不安定なWi-Fi下で授業が中断されてしまうといった場面もあるのではないでしょうか。
こういったお悩みはありませんでしたか?
実際にこれまでの管理方式では、教育現場や企業に関わらず、下記のような状況も見られました。
・ネットワークが不安定なことにより、情報取得がスムーズにいかない。
・うまく動作せず、ジョブがたまってしまっている。
こういったお悩みを解決し、貴重な授業時間を有意義に活用するためにも、インヴェンティットは「宣言型デバイス管理」の実装に取り組みました。iOS/iPadOSの17.0以上でしたら全プランでご利用がいただけます。
(※2)2019年に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。
<「宣言型デバイス管理」とは>
従来のMDMは、管理者側が具体的な操作手順や設定変更を指示する「命令型」または「プッシュ型」の管理方法が採用されていました。一方、「宣言型デバイス管理」は、デバイス自身が適用すべきポリシー(※1)を理解・判断し、必要な変更を適用する仕組みです。これにより、MDMサーバーの負荷を軽減し、MDMサーバーと通信ができない場合でもデバイスの適切な動作が保証されます。
(※1)デバイスに対して適用したいルールや条件のこと。
<「宣言型デバイス管理」実装に伴う機能>
- 「宣言型デバイス管理」の実装をスムーズに行うため、以下の機能が追加されています。
「宣言型デバイス管理」適用機能
- 「宣言型デバイス管理」適用機能は「端末管理画面からの手動実行」「特定のジョブ実行による自動実行」の2つの方法で実行されます。それに伴い、「宣言型デバイス管理適用」ジョブの追加や、基本情報に「宣言型デバイス管理」項目を追加しました。
ステータスレポートの受信機能
- 端末の設定に変更があった場合に送られてくるステータスレポートや、1日に一度送られてくるフルレポートを受信する機能を追加しました。以下の項目を端末から受信します。

宣言型デバイス管理情報のCSV出力
- 「端末情報CSV出力」で宣言型デバイス管理情報の項目を追加しました。
インヴェンティットは、これからも利用者様が快適に端末を管理できるよう追求し、日本国内におけるモバイルデバイス管理の先駆けとして邁進いたします。また、社会・企業課題の解決に貢献するため、ユーザー様の声や市場と対話を重ね、「mobiconnect」のアップデートを行って参ります。今後の成長に、ぜひご期待ください。
<商標について>
- Apple、Appleのロゴ、AirPlay、Apple Music、Apple Pay、Apple TV、Apple Watch、Apple Push Notificationサービス(APNs)、FaceTime、iPad、iPad Pro、iPhone、iTunes、Retina、Safari、Touch ID、Mac、MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac mini、Mac Studio、Mac ProおよびmacOSは、米国その他の国や地域で登録されたApple Inc.の商標です。
<ウェビナーのご案内>
2025年2月27日に、「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.18)の新機能や機能改善の概要と活用方法をご紹介するウェビナーを行いました。アーカイブ配信もしておりますので、ぜひ下記よりご覧ください。