導入事例
mobiconnectを活用しているお客様の声をご紹介します。
利用目的や環境は多種多様、お客様のデバイス活用には新たな発見があります。
東北から、理・美容の未来を創る。mobiconnectを活用し、業務効率化を推進!

株式会社ヒラトヤ
- 業種
- サービス業
- 導入規模
- 100台以上
- OS
- iPadOS
mobiconnectで実現したこと
-
Point01
国内メーカーだからこそ叶う、ストレスフリーな導入
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Point02
根気強く寄り添い、ゴールへ導くサポート体制
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Point03
1人でも安心なわかりやすいインターフェース
目次:
岩手県の盛岡を中心に、美容院・理容室やウェディングといった事業を行うヒラトヤグループ。1961年に理容室を開いてから60年以上、地域に根差した運営方針で地元の方々のトータルビューティーをプロデュースしています。特に岩手県内を中心に50店舗以上を展開している理容室・美容室は、子どもから大人まで幅広く愛される癒しの場です。
そんな理容室や美容室で重要なのは、顧客の皆さんの髪質や施術の記録。そして特に美容室では、話の種にもなる雑誌類も欠かせないのではないでしょうか。ヒラトヤでは、そうした情報管理やお客さまへのサービス、業務改善の一環としてiPadを導入しましたが、スムーズな利用開始に向けては課題もあったとのこと。そういった状況をどう乗り越えたのか、今回の「mobiconnect」導入の経緯や効果について担当の中村広隆様に聞きました。
目指すのは「東北」に愛される企業

幅広く事業展開をしながらも「東北」という地域にこだわり、ともに歩みを進めるヒラトヤ。その運営方針は、創業者の「想い」を受け継ぎ、地域社会とともに成長する姿勢が貫かれています。
中村 氏
―ヒラトヤは創業から60年以上、岩手県を中心に東北地方とともに成長してきました。地方発信で東京に進出する企業もありますが、ヒラトヤは盛岡という狭い地域を中心にしており、これは創業から続く「想い」でもあります。すべてのお客さまに心のこもったサービスを提供すること、地域に貢献する理美容室であることを第一に掲げ、ヘアだけでなくネイルやウェディングまで、トータルで寄り添っているのが特長です。
お店ごとにコンセプトやターゲットは設定していますが、盛岡という地域にドミナント(※1)で展開するという戦略を採用していることもあり、全体で見ると幅広い客層にご利用いただいています。たとえば、ある美容室では20代から30代の女性が多く来店されますが、そういった店舗には年配の男性の方は入りづらいですよね。しかし、そういった方は理容室でほっと一息つくことができる。逆に郊外だと、今度はファミリー層が多くなったり。そのように、地元の皆さん全体に癒しの空間をご提供することが弊社の価値であり目標です。
※1)ドミナント:特定の地域に向けて集中的に舗展開を行い、地域内でのシェアを拡大する戦略。

地元密着ということもあって、働くスタッフも東北で生まれ育った人が多いと感じます。取り組みとしても、近隣の中学校の職場体験の場として生徒の皆さんをお招きしたり、美容専門学校と提携をして学生さんの実習の受け入れも行っていて。実際、「職場体験のときに話を聞いた美容師さんに憧れて」と入社してくれる方もいるんです。地域とともに成長し、パートナーのような存在になれる企業として、これからも創業当時からの姿勢を大切にしていきたいです。
立ちふさがったのは、途方もない作業量!

これまでも雑誌の代わりに、サブスクリプションのアプリが入ったタブレットをお客さまに提供していたヒラトヤですが、そちらの不具合が進み、端末の刷新に踏み切ったそう。機種をiPadに変更して利便性を追求しようとしたものの、最初は課題も多かったそうです。
中村 氏
―顧客へのサービスの一環としてタブレット利用を始めたのですが、導入からかなりの歳月が経っていたので反応が悪くなったり、見た目の不具合も多くなっていました。また、これまで顧客とのやり取りや情報の管理についてもスタッフそれぞれに端末を用意してもらっていたという背景があり、従業員の働き方を改善していくためにもiPadのような幅広く活用できる端末への切り替えは必須でした。

キャッシュフローも平準化したく、レンタルのiPadを導入することに決めたのですが、ここからが大変で。僕自身がこれまでiPhoneしか使用したことがなかったので想像できていなかったのですが、200台を超えるiPadを設定するにあたって、1つ1つIDが必要なんですよね。そして、そのIDを作るにはメールアドレスと電話がいるという……。5台くらいまで設定してみて、先の見えない作業に途方に暮れたのを覚えています。そこで、より効率的に管理できる方法がないか調べた結果、辿り着いたのが「mobiconnect」でした。
「この先」を想像させる手厚いサポート

レンタルを開始されたのが2024年4月。大量のiPadをいち早く店舗に届けるため、迅速な対応が必要でした。そんな中、決め手となったのはインヴェンティットの手厚いサポートとコストパフォーマンスなのだそうです。
中村 氏
―お客さまに快適なサービスを提供し、なおかつコストを抑えて他のサービスを充実させていきたいという思いもあり、コスト面は大きな判断材料でした。そして、やはり台数が多いのと作業が複雑なので、アフターサービスが充実しているところにお願いしたいなと。でも、アフターサービスは契約後の話なので、実態はわからないですよね。ですから、営業の方が親身で、初歩的な質問にもどれくらい寄りそっていただけるかというところは重視しました。
国内メーカーというのも大きいです。どういったサービスにどれくらいのコストがかかるのか、第一言語で理解がスムーズにできるというのはストレスがありません。わかりやすさは、操作性という面でも感じますね。インターフェースが使いやすいので、1回教えていただいた後はスムーズです。店舗から配信してほしいアプリの希望や不具合などの連絡が来ても、自分1人で問題なく対応ができています。
導入直後はWi-fiがうまくつながらなかったりとトラブルもあったものの、オンボーディングサービスの担当者の方が根気強くサポートしてくれて不安が払しょくされました。何か起こっても自分だと解決できない領域なので、少しでも不安があれば頼むべきサービスだと思います。迷路に迷い込んでいるときに、上からコマンドで指示してもらえているというか、導かれていく安心感がありました。
さらなる「美の本質」をとらえ、提供する企業へ

ヒラトヤは、これまで60年以上にわたりお客さまの癒しのパートナーとしてトータルビューティーを提供してきました。その姿勢はそのままに、社内外からよりよい変化を生んでいけたらと中村様は語ります。
中村 氏
―まずは原点回帰というか、「地域に根差す」とは何かというのを、もう一度見つめ直したいと考えています。やはり、ヒラトヤが成長してくることができたのは地域の皆さんとの関係性を構築してこられたおかげ。そこを、今後さらに深めて、広げていけないかと模索しています。実は2024年に盛岡に戻ってきて、過ごす中でオフラインのイベントが増えたと感じたのですが、特に異業種のコラボレーションや、多文化の交流が生まれているものが興味深いなと。そうした地域での新しい関係性を発展させつつ、お客さまやスタッフ自身にも理・美容業の楽しさを見つけてほしいんです。
社内の視点でいくと、もう少し業務の効率化を目指していくべきだなと思います。僕はもともと美容業界ではないところで働いていたのですが、外の視点から見るからこそ気づくことが多くて。地方の温かみを大切にしつつも、先進的な取り組みや業務効率を上げていくことで、美容師たちがお客さまや自分の技術に向き合う時間を増やしていきたいです。そのために、DX化は必要不可欠。その点ではまだ発展途上の業界だとは思いますが、「mobiconnect」の導入は、現場の業務改善や効率化への大きな一歩となりました。これからもデジタル技術を活用しながら、「美の本質」に向き合う企業を目指していきたいです。

( 取材日:2024年11月)
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